・サマーインターンでは、企業のどこを見ればいい?
・社員の雰囲気が良ければ、自分に合う企業と考えていい?
・そもそも、志望業界が決まっていなくても参加する意味はある?
サマーインターンというと、「どうすれば活躍できるか」「人事からどう評価されるか」に目が向きがちです。
しかし、企業が学生を見ているように、学生にとっても企業を知る貴重な機会。
せっかく参加するなら、今後の企業選びにも活かしたいですよね。
そこで今回は、元新卒採用担当者に、サマーインターンで知っておきたい「企業選び」に関する疑問をぶつけてみました。
インターンだからこそ見える企業の姿から、複数の企業を比較する方法、自分に合う企業を見つけるためのヒントまで。学生が気になるサマーインターンのリアルを聞いていきます。
この記事の目次
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サマーインターンでは、企業のどこを見ればいい?
サマーインターンは企業から評価される場でもありますが、学生が企業を知る場でもありますから。
どこを見ればいいんでしょう?
サマーインターンでは、説明会や採用サイトを見るだけでは分からない、社員のコミュニケーションスタイルや価値観に触れることができます。
ただ、「優しかった」「話しやすかった」で終わらせるのは、少しもったいないと思います。
社員同士で意見が違ったときに、どうコミュニケーションを取っているのか。
そうした部分を見ると、その企業がどんなコミュニケーションを大切にしているのかが少しずつ見えてきます。
あとは、一緒に参加している学生を見ることも大切です。
選考を通過してインターンに参加している場合、その学生たちは企業が一定の基準で選んだ人たちですよね。
将来、一緒に働くことになるかもしれない人たちとも言えます。
「この人たちと一緒にいると刺激を受ける」「こういう考え方をする人が多いんだな」と感じることもあれば、逆に少し違和感を覚えることもあると思います。
どちらも、自分と企業との相性を考えるうえで大切な情報です。
説明会や採用サイトでは分からない、インターンだからこそ見えることは?
休憩時間に社員同士が話しているとき。
社員が学生のいないところで、ほかの社員とコミュニケーションを取っているとき。
説明会や採用サイトは、企業が学生に伝えたい情報を整理して発信していますよね。
もちろん、それも大切な情報です。
ただ、サマーインターンでは、それだけでは分からない普段の関係性が見える瞬間があります。
逆に、学生と接しているときと社員同士で接しているときに、少し雰囲気が違うと感じることもあるかもしれません。
実際、私が人事をしていたときも、学生は思っている以上に企業のことを見ていると感じていました。
だからこそ、こちらも気を抜けないんです。
社員同士の話し方だったり、誰かが困っているときの対応だったり。
社員が入れ替わるときの何気ないやりとりにも、その企業らしさが出ることがあります。
ただし、一つの場面だけを見て「この会社はこういう会社だ」と決めつける必要はありません。
気になったことがあれば、その後の説明会やOB・OG訪問などで確かめてみる。
インターンで感じたことを、企業理解を深めるためのきっかけにしてほしいですね。
複数のインターンに参加したら、企業をどう比較すればいい?
「A社も良かった、B社も良かった、C社も良かった」となりません?
実際、就活生から相談を受けていても、「どの企業も人が良かったです」という話はよく聞きました。
もちろん、人が良いと感じたこと自体は大切です。
ただ、そこで終わってしまうと、企業を比較するのが難しくなります。
フィードバックが具体的で、自分が成長できそうだと感じたのか。
参加している学生のレベルが高く、刺激を受けたのか。
チームで協力して何かを作るワークそのものが楽しかったのか。
同じ「良かった」でも、その理由は違いますよね。
でも、参加した直後は全部「楽しかった!」になりそうです。
良かったことだけではなく、少し気になったことや、モヤモヤしたことも書いておく。
そのメモを後から横に並べて比較してみるんです。
例えば、A社では「社員からのフィードバックが嬉しかった」、B社では「若手社員にも裁量がありそうでワクワクした」、C社では「チームで協力する雰囲気が心地よかった」。
いくつか並べていくと、自分が企業に対して何を求めているのか、共通点が見えてくることがあります。
就活軸がまだ決まっていない学生ほど、この方法はおすすめですね。
「自分の軸を決めてから企業を見る」のではなく、いろいろな企業を見ながら、自分の軸を見つけていく。
夏の時点では、それでいいと思います。
「自分に合う企業かどうか」は、インターン中のどこを見れば分かる?
実際、一度参加すれば判断できるものですか?
もちろん、インターンは企業を知るための貴重な機会です。
ただ、1日や数日で企業のすべてが分かるわけではありません。
例えば、「社員と話していて楽しかった」と感じたなら、なぜ楽しかったのか。
年齢が近くて話しやすかったからなのか。自分の意見を否定せずに聞いてくれたからなのか。仕事に対する考え方に共感したからなのか。
逆に、モヤモヤしたことも同じです。
「なんとなく合わない気がした」で終わらせるのではなく、何に違和感があったのかを考えてみる。
コミュニケーションの取り方なのか、仕事の進め方なのか、一緒に参加した学生の雰囲気なのか。
例えば、「A社は合わなかった」で終わらせてしまうと、その企業についての感想だけで終わります。
でも、「自分は個人で競争する環境より、周囲と相談しながら進める環境のほうが力を発揮しやすそう」と気づけば、ほかの企業を見るときにも活かせますよね。
サマーインターンに参加するなかだけで、志望企業を決める必要はありません。
そこで感じたことをもとに、「次は何を知りたいか」「ほかの企業ではどうなんだろう」と考える。
そうやって少しずつ、自分なりの企業選びの軸を作っていってほしいですね。
志望業界が決まっていなくても、サマーインターンに参加する意味はある?
そういう状態でも、サマーインターンに参加する意味はありますか?
むしろ、決まっていないからこそ参加してほしいくらいです。
実際に企業や社員と接してみないと、自分が何を大切にしたいのか分からないこともありますから。
「この仕事、思っていたより面白いかも」と感じることもあれば、「憧れていた業界だけど、自分には少し違うかもしれない」と気づくこともあります。
どちらも大切な発見ですよね。
余裕があれば、興味のある分野を2〜3つくらい見てみてほしいですね。
そのタイミングから別の業界を見ようと思っても、すでに選考が進んでいることもあります。
志望業界が決まっていることは悪いことではありません。
ただ、まだ時間に余裕がある夏だからこそ、「ほかにはどんな仕事があるんだろう」と少し視野を広げてみる。
そのうえで、「やっぱりこの業界がいい」と思えたなら、それも大きな収穫ですよね。
サマーインターンには、企業について知る、自分の得意なことや苦手なことを知る、就活軸を見つけるなど、いろいろな目的があると思います。
でも、その前提として、せっかく参加するなら目の前の企業にしっかり向き合ってほしいです。
実際、「この企業にはあまり興味がないけれど、とりあえず参加しました」という学生もいます。
もちろん、最初から強い志望度がなくても構いません。
ただ、「興味がない」で終わってしまうのはもったいない。
その企業を通じて、初めて知れる仕事があるかもしれない。自分が大切にしたい価値観に気づくかもしれない。
企業から評価されることだけを考えるのではなく、「この企業から何を知れるだろう」「自分について何が分かるだろう」と主体的に参加する。
そうすれば、どんなインターンもその後の企業選びに活かせると思います。
サマーインターンで企業を見るときに意識したい3つのポイント
ただ、「優しかった」「話しやすかった」だけでは、ほかの企業と比較するのが難しくなります。
どんなコミュニケーションが心地よかったのか。何に共感したのか。具体的に振り返ってみましょう。
「なんとなく合わなかった」で終わらせず、なぜそう感じたのかを考えてみる。
複数の企業で感じたことを比較することで、自分が企業に求めているものが少しずつ見えてきます。
むしろ、さまざまな企業を見ることで、自分が大切にしたいことが見つかることもあります。
興味のある企業だけでなく、少し視野を広げながら、自分なりの企業選びの軸を探してみましょう。
でも、企業が学生を見ているように、私たちも企業を見ていい。
社員同士の何気ないやりとりを見たり、自分が感じた「良かった」「モヤモヤした」を振り返ったりすることで、企業選びのヒントが見えてきます。
最初から自分に合う企業が分からなくても大丈夫です。
さまざまな企業と出会いながら、自分は何を大切にしたいのか、少しずつ見つけていきましょう!
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