僕が実際に行った3つの長期インターン
「長期インターンは絶対やった方がいいってよく聞くけど本当なの?」今回は現在irootsで長期インターンをしている僕から見た長期インターンのメリットをお伝えします。
ここでのインターン期間の区分として、1日~1週間が短期インターン、1週間~1ヶ月が中期インターン、2ヶ月以上が長期インターンとします。
はじめに僕の自己紹介をすると、半年間タイで日系企業とタイ企業のビジネスマッチングサイトの長期インターンをした後、2ヶ月間子育てメディアの長期インターンを経験し、現在はirootsで長期インターンをしています。
まずタイでのインターンを選択した理由は、大きく2つあります。
1つ目は海外で長期滞在する経験がしてみたかったからです。
2つ目は東南アジアの経済の急成長を長期インターンを通して体感してみたかったです。
またwebに興味があったことに加え、社会人になる基礎として営業を学びたいという想いが長期インターンの参加先を決める後押しとなりました。実際に行った業務として、電話営業、訪問営業、メディア運営、Facebook広告運用、改善案企画などを行っていました。
子育てメディアの長期インターンを選択した理由としては、優秀な社員の方が多くいたので、その人たちのもとで働く経験がしてみたかったからです。
業務としては電話営業、訪問営業、改善案企画などを行っていました。
そしてirootsの長期インターンを選択した理由としては、webマーケティングに興味があったのと、「学生に対して本質的な価値を届けたい」というユーザーファーストなサービス理念に惹かれたからです。
業務としてはサイト分析、記事の企画・作成、改善案企画などを行っています。
僕は大学2年まで、バイトとサークルに明け暮れ、授業は最低限のことしかやらないような典型的な大学生でした。
しかし、大学3年になると「このままでいいのか」、「将来何がしたいのか」、「電車でみかけるつまらない顔をしているサラリーマンの一人になってしまうのか」などと様々な不安が駆け巡りました。
当時僕は社会のことについて何も知らなかったので、とにかくがむしゃらに行動し、M&Aの勉強や、様々な長期インターンに参加、プログラミングの勉強などをしました。
僕はこの大学生活で、正直あまり大学の授業を重視していなかったので、正直他の学生と比べて「学問」の面などで量的に劣るかもしれません。
それってどうなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は全く後悔していません。長期インターンが僕に広く異なる視野を与え、将来に対しての方向性を見出してくれたからです。
それでは、そんな僕から見た長期インターンのメリットをお伝えします。
長期インターンのメリット1:今の自分の壁を知った
長期インターンは僕に今の自分自身の壁を教えてくれました。
僕は長期インターンを通して営業、企画、マーケティング、ライターなど様々なインターンを経験しましたが、仕事内容によって向いている人のタイプが少しずつわかってくるようになりました。同時に自分に不向きな内容もわかってきました。
例えば、僕自身営業が苦手で、当初苦労しました。人と話したり議論したりするのは好きなのですが、初対面の人に気を遣うのが苦手でした。それがその時点での自分の限界です。
限界を知れば、次に何をすれば良いかも見えてきます。長期インターンや多くの社会人と会うことによっても少しずつ克服することができるようになってきました。
なぜ、僕にとって苦手を知り、克服することが重要か。それは将来したいこととして、今の世の中にある無駄をなくし、もっと世の中を便利にしていきたい。そんな価値を提供できる人間になりたいと考えています。
「価値」を生み出すことはきっと泥臭くどんなことでもやっていく必要がありそうで、苦手という限界を超える必要があると感じました。長期インターンを経験することにより、それに気づくことができました。
長期インターンのメリット2:学生視点から経営者視点への高速便に乗ることができた
長期インターンの中には、10年以上その道のプロとして活躍している人の下で働くことができるものがあります。
そのような長期インターンだと、プロの視点から自分に足りないものを指摘してもらえるため、自分が気づいていない自分の短所や長所を知ることができ、改善することができます。僕自身も何度もフィードバックを受けることで、自分の短所、長所を認識することができるようになりました。
また、自分がさらに向上していくために何をしていかなければならないかわかるようになってきました。
学生が裁量権を持って自由に仕事ができる長期インターンだと、「自分が今何をしなければならないのか」、「何をしたら一番企業やサービスに貢献できるのか」を常に考える癖がつくため、企業に入っても経営者視点で物事を考えることができます。
僕自身も現在、もっと学生の皆さんにirootsを使ってもらえるようにするためにはどうしたらよいか日々考え提案し、実行しています。
経営者視点は起業を志す方にも、企業やその他組織内で貢献して働くことを志す方にも価値があると感じています。また、僕自身少しですが経営者視点が身についたことによって、普段の生活でも「時間」をものすごく意識するようになりました。
「今何をすることが最も重要か」、「現在の生活で少しでも無駄な時間はないか」など、時間に対する意識が芽生えました。「時間」を常に意識することによって、以前より成長スピードが格段に上がり、有意義な生活を過ごしていると思っています。
また、それらの経験は企業に入社してからも活きるものだと思います。何もわからず新卒研修を迎える学生と、上記に述べたような体験をした後、自身の向上のために必要な能力を鍛えるという目的で新卒研修を迎える学生ではその後の成長スピードも変わってくると考えます。
長期インターンのメリット 3:内定獲得のチャンスができる
企業が長期インターン生を雇っている理由として大きく2つあると考えています。
1.長期インターンで見つけた優秀な学生を採用したい
2.大学生ならではの若い発想をサービスに活かしたい
そういった中で採用コストをかけて長期インターンを採用しているので、その中で優秀な学生を正社員として採用したいと考えている企業は非常に多いです。
自分の長期インターン先の上司に聞いてみると、「3~4回の採用面接だけで人材を見極めるのは極めて難しい。一緒に働くと、その人の価値観や性格、仕事上の強みなどが採用面接以上にはっきりわかるので、面接よりもフィッティング率が高まり、入社後活躍する可能性が高まる。」と言っていました。
僕自身irootsで日々仕事をしている中で「是非ともこのまま入社してほしい」と言われています。(冗談かもしれませんが。笑)このように長期インターンが企業の内定に繋がることは非常に多いです。
したがって、面接はあまり得意ではないけど仕事で結果を出す自信があると考えている学生にとっては非常にメリットがあるのが長期インターンだと考えています。
また、長期インターンを経験すると優秀な人の特徴や企業の特徴が少しずつわかってくるため、企業を社会人の目線から比較することができます。企業を訪問した際に社員の人に質問していくと、企業の考え方や社員の考え方を知ることができます。
長期インターン先の上司は非常に優秀な方が多いため、それらの社員とどう考え方が違うのかなど比較することもできます。
一方、企業のビジョンや理念など、あまり重要視していない学生が多いと思いますが、意外と企業に浸透しています。個人的には成長し続けている企業ほど理念がしっかりと浸透していて、社員が同じ方向を向いていると感じています。自分がその社風の中で活躍できるかどうか見極めることは非常に重要です。
また、面接は企業が学生を見極める場所であると同時に、学生が企業を見極める場所であると思っています。自分が成長できるかつ、入社しても活躍できそうな環境がある企業を選びたいですね。
長期インターンのメリット 4:一生を共にできる仲間ができた
長期インターンをしていると、一緒にインターンをしている仲間や上司など、様々な人と繋がりを持つことができます。それらの繋がりはとても貴重なものです。
僕自身もインターンを通してできた繋がりに大変助けられています。なにかアイデアが思いついたときにフィードバックをもらったり、進路相談に乗ってもらったりしています。
特に悩みがあるときに、フラットな視点で社会人にアドバイスをもらえることは貴重だと思います。
また、社会に出た後もこれらの繋がりは大切になってくると思います。第三者の視点で自身のキャリアや仕事についてアドバイスをもらうことができます。また、社内では得られない考え方や知見などを得ることもできます。
長期インターン体験談のまとめ
これまで長期インターンのメリットについてお話してきましたがいかがでしたでしょうか。ただ、私がこれまでのインターン経験で最大のメリットだと感じたのは一生を共にできる仲間ができたことだと思っています。
しかし、自分自身が相手に対して価値を与えられるような人材にならないと、一生を共にできる仲間はできないと思っています。社会人になっても、お互いに助け合っていけるような関係になっていきたいですね。
―この記事を書いた人―
小林 良輔
iroots インターン
早稲田大学商学部在学中。日系企業・タイ企業のビジネスマッチングサイト、子育てメディアのインターンを経てiroots編集部へ。irootsでは主に企画、マーケティング、記事作成を担当。趣味は散歩。