住宅・住設機器業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、住宅・住設機器業界。
「ダイヤモンド就活ナビ」では、積水ハウス や大和ハウス工業 などの大手有名企業が名を連ねており、文系の男女に人気も高いものとなっています。「職業別ランキング」では、「業界規模」が30位以内に、「経常利益」「労働者数」が40位以内、「総資産額」「伸び率」が50位以内で、住設機器だけでみると「勤続年数」が41位となっています。
この記事では、以下の3つの角度から住宅・住設機器業界への理解を深めていきます。

• 業界概要
• 業界の魅力
• 業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

• 【事業内容】
  住宅には戸建（いわゆる持ち家）や賃貸、分譲マンション、社宅や官舎などの給与住宅などがあります。また、建物の構造でも細分化されており、木造（伝統的な工法である木造軸組、北米で開発された枠組み壁工法の2×4）、鉄骨造（プレハブや重量鉄骨）、鉄筋コンクリートを用いたRC造とあります。住宅業界では、これらの住宅を建築、生産、販売にたずさわります。その生産と販売は、大工の棟梁や工務店、その他の専門的技能者を下職として組織する形でおこなっているケースが多いです。
  そして、住設機器では、住宅に使われるサッシ類やガス器具、バス・トイレ・キッチン機器などを扱うメーカーの事。これらの生産・販売・取り付けなどはもちろん、安全性や省エネルギー化など、次世代を意識した商品開発も重要な仕事となっています。
• 【他業界との比較】
  生活に欠かせない業種であるだけに、その「業界規模」は住宅も住設機器も大きなものとなっています。ただ、不動産や建築よりはやや小さめの規模となっているようで、同じような職種とはいえ、大きな差ができています。不動産は売ったら終わり...ということはなく、賃貸という管理の面もあるので、どうして大きく出てしまうようです。他の項目でも、不動産の方が順位も高いものとなっています。
  ただ、「伸び率」の面では勝っているようです。IT技術を活用したスマートハウス、耐震強化住宅、太陽光発電住宅、バリアフリー住宅といった、これまでにない新しい家作りがおこなわれており、その出始めは大きく注目されるからです。
• 【業界特有の職種】
  ・個人向け新規開拓営業
  ・建築士土木企画・設計
  ・調査・測量・製図・積算
  ・施工管理
  ・商品企画・プランニング
• 【主な企業】
  住宅　　　大和ハウス工業、積水ハウス、住友林業 、飯田グループホールディングスなど
  住設機器　パナソニック（エコソリューションズ事業） 、LIXILグループ 、TOTO など

住宅・住設機器業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

• 住まいに詳しくなる
  自分が将来的に住みたい家を模索する事が楽。最新情報はもちろん、メリット・デメリットにも詳しく、住まい選びで失敗するリスクが減ります。
• 銀行や金利状況に詳しくなる
  銀行や金利状況などに詳しくなるので、買い時などをしっかりと見極める事ができます。また、上手な銀行付き合いも。

新設住宅着工数が減少していたものの、政権交代、消費税の増税による駆け込み需要により業績アップ。付加価値がついた住宅が注目されており、�