東日本電信電話株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
東日本電信電話株式会社を就職活動の観点から企業研究
国内最大手の電気通信事業者として、日本における通信サービスの歴史を築いてきた、通称NTT東日本。すべての通信サービスの根幹となる固定ネットワークを強みに、社会のあらゆるプレイヤーとつながり「新しい価値」を生み出していることで有名な通信業界の東日本電信電話株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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目には見えない、通信が果たす3つの大きな役割
日々、あたりまえのように使っている「通信」ですが、それには3つの役割があります。
その1つ目は、「社会を支えるライフライン」としての役割。電話やメール、SNSといったコミュニケーション手段だけではなく、信号機やATM、セキュリティカメラ、クレジットカードなど、あらゆるサービスで活用されている通信は今や私たちの社会生活に必要不可欠な存在となっています。
2つ目は、「クラウド社会のイネーブラー」としての役割で、SNSやコンテンツ配信などをクラウドで提供しています。ユーザーはネットワークにつながるデバイスさえあれば、必要な情報をいつでも必要な分だけ利用することが可能になりました。通信は産業構造をも大きく転換するという、大きな役割を担っているのです。
また、あらゆるものがインターネットで結ばれるIoT時代となった今、大量の情報がビッグデータとして蓄積されています。「IoT/ビッグデータ」且つ「時代のイノベーター」としての役割をも持つ通信は、今後も人や企業、世の中をつなげて、新しい社会を創造していくことが期待されている業界です。
確固たるインフラを基盤に新たな価値の創造に挑む
今回は通信業界におけるリーディングカンパニーであるNTT東日本を紹介していきます。
NTT東日本は、東日本地域において電話や総合デジタル通信などの電気通信サービスを行っており、日本電信電話株式会社、通称NTT100%出資の子会社です。
わたしたちが普段使っている「LTE」や「Wi-Fi」などの無線サービスは、NTT東日本の強みである「固定ネットワーク」があってこそ成り立っており、その巨大な通信設備を保有し、24時間365日の監視・復旧体制を構築しています。
■NTT東日本の固定ネットワーク
出典: NTT東日本
NTT東日本が最近特に力を入れているのが、地域の自治体や企業に対する付加価値の高い法人ビジネスの拡大です。センサーやカメラを活用し、人手不足解消に役立つような領域における回線サービスのニーズが増加する中、同社は光回線とWi―Fi、センサー類をセットにして農業や工場の生産性を向上させるサービスに取り組んでいます。
例えば、地域農業の発展やブランディング向上を目的に、圃場(農産物を育てる場所)のセンシングや映像データを活用し、効果的な営農指導を行う取り組み。新規就農者や新品種を栽培する農家の経営安定化を図り、地域の経済的な競争力強化をめざす試みなどに役立っています。
このような取り組みが評価され、2019年2月27日、経産省とIoT推進ラボがIoTを活用した先進的なプロジェクトを選定する「第6回IoT Lab Selection」において、「地域活性化賞」を受賞しています。
社会課題を解決する、ICTソリューション企業への転換
現在、NTT東日本は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会公式スポンサーであるNTTグループの一員として、あるミッションに取り組んでいます。
そのミッションは明確で、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で求められるサービスを企画し、それを実現する高品質な通信ネットワークを提供すること」。このミッションを遂行することで、大会の成功に貢献することがNTT東日本に課せられた使命です。
オリンピック・パラリンピックを成功させる重要なポイントの1つとなる通信サービス。世界中に配信される映像をはじめ、大会運営に欠かせない各種システムを支える通信サービスの品質が同大会成功のカギを握っていると言っても過言ではないでしょう。
17日間で300種目を超える競技が開催され、200カ国以上から15,000人を超える選手が集結。20,000人超の記者やカメラマン、220社に及ぶ放送事業者が世界に向けて中継するという、世界最大のスポーツイベントを支える通信サービスには、非常に高い注目が集まります。
■大会成功のカギを握る通信サービスをうみだす
出典: NTT東日本
急速なICTの進化により、これまで以上に利便性と同時に安全性が求められるほか、大会期間中はオーダーメイドかつ短納期での通信サービスの提供が求められるなど、ネットワークの構築の仕方から考え方を変えていかなければなりません。
非常にチャレンジングであり、新たな発想が求められていますが、国内最大規模の通信インフラ事業者の一員として、長年にわたって蓄積した知見やノウハウを活かす、またとないプロジェクトと言えるでしょう。
NTT東日本と言えば、電話や光回線の会社というイメージがありますが、これからは社会課題を解決する、ICTソリューション企業になることが目標となっています。オリンピック・パラリンピック大会ではその存在を広く世界に向けてアピールする機会とになることでしょう。
東日本電信電話の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
通信業界の東日本電信電話株式会社は、通称NTT東日本で、国内最大手の電気通信事業者として、日本における通信サービスの歴史を築いてきま
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