タカラスタンダードの企業研究

今回ご紹介するのは、ホーローのシステムキッチンなどで有名なタカラスタンダード。

この記事を読んでいる方の中には、タカラスタンダードへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、タカラスタンダードの経営理念や同じ住宅設備機器業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある住宅設備機器会社の中で、なぜタカラスタンダードなのか？」という質問への対策を考えましょう。


タカラスタンダードについて深く知るために、まずはタカラスタンダードの経営理念を確認しましょう。そこからタカラスタンダードが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

タカラスタンダードの企業理念は、以下の通り。
『お客様にとって使いやすく満足度の高い商 品･サービスを適正な価格で提供すること』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「満足」の1点。
タカラスタンダードでは、お客様の満足の為に商品やサービス、価格などについて真摯に向き合っていくことを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の1点です。

• 「今までに満足のいく達成した目標」
• 「今までに受けたサービスで満足した経験」

次に、住宅設備機器業界におけるタカラスタンダードと競合会社と比較してみましょう。
タカラスタンダードの競合といえば、TOTOやLIXIL、大建工業が挙げられます。
ではその内の1つ、タカラスタンダードと大建工業はどのように違うのでしょうか。

タカラスタンダードと大建工業は共に住宅設備機器共を販売する企業としてライバル関係にあります。事業について比べると、タカラスタンダードではシステムキッチンや洗面台、システムバスなど、生活をしている中で身近な商品を販売しており、システムキッチンを挙げても様々なタイプのキッチンを販売し、エコに関連し製品の製造・車いす対応の製品など、ライフサポート製品の展開も行っています。
一方大建工業では、住空間事業として、床材や壁材などの製品の販売、資源循環型の企業を目指して、地球にやさしい素材の開発に取り組んでいます。また、空間作りをトータル的にサポートするために内装工事などの設計・施工も事業の一つです。
同じ住宅設備機器業界としてライバル関係でも、行っている事業に違いがあり、各企業の得意としている分野がある中でも、使用目的に違いはありますが、共通しているのは環境に配慮した製品への取り組みです。住宅設備機器はいずれ交換や廃棄になることが多い中でも、快適に使用することや、長い間使うことの出来る製品は、これからエコの時代の大事な取り組みと言えるでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年では平成21年度まで減少傾向にあった住宅設備も、震災などの影響もあり、需要が伸びている傾向にあります。また、景気の回復や消費税増税の前の駆け込み消費の影響も受けて、ここ数年は伸びています。過去の業績の低迷により、その頃から業界では再編などが進んでいる状況でして、株式会社LIXILでも平成23年に6つの企業が統合する形で誕生したのも記憶に新しいと思います。規模の拡大によって、業界トップのパナソニックと並ぶような大きな企業となりました。これからも業界での生き残りをかけて再編などが進む傾向にあるとみられています。

ここまでタカラスタンダードについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�