ZSアソシエイツの企業研究| 会社概要・競合他社・採用情報

今回ご紹介するのは、製薬業界に強いコンサルティング会社で有名なZSアソシエイツ。

この記事を読んでいる方の中には、ZSアソシエイツへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ZSアソシエイツの経営理念や同じコンサルティング業界に属する競合他社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるコンサルティング会社の中で、なぜZSアソシエイツなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ZSアソシエイツについて深く知るために、まずはZSアソシエイツの経営理念を確認しましょう。そこからZSアソシエイツが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ZSアソシエイツの企業理念は、以下の通り。
『「結果」にこだわった営業・マーケティングに対する専門性』

ここから分かるポイントは、「結果」「専門性」 の2点。
ZSアソシエイツは真のコンサルタントとして、費用対効果と実現性の両立が可能な営業・マーケティング戦略を構築しています。実行に移せる戦略のみが、営業・マーケティング予算を最も効率よく活用する手段と考えプロジェクトに挑んでいます。
求める人材像は、モチベーションが高く自主的に行動し、倫理的な判断ができる人。プロとして成果の質の高さにこだわり、創造的・革新的な視点で課題解決に取組める人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 過去に最も達成感を得た経験、努力の過程での困難、克服の経緯
• プロフェッショナルとは、自らのプロ意識、目標達成への姿勢
• 自らが関わった課題解決の成功例、失敗例、失敗から学んだこと
• チームにおける自分の役割、行動力、発言力、リーダーの経験

次に、コンサルティング業界におけるZSアソシエイツの立ち位置をみていきましょう。
今回は、コンサルティング業界の中でも幅広いソリューションサービスを提供している競合他社のアクセンチュアと比較することで、ZSアソシエイツの強みを見ていきます。

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で、幅広いサービスとソリューションを提供するコンサルティング会社。グループは55各国200都市以上に拠点を構え、世界最大規模の従業員約37万3,000人のうち約6,500人が日本法人に従事しています。強みとするのは業界や業務プロセスにおける専門知識と技術力。40以上の幅広い業界専門知識や多様なサービスを備えており、これまで世界中の大手企業や政府機関と築き上げた信頼関係による実績も差別化される大きな強みとなっています。アクセンチュアは「フォーチュン・グローバル500」に名を連ね、顧客とする企業もフォーチュン100社中94社、500社中80％以上。将来的によりデータ化される世界を見据えた「ビジネスとテクノロジーの融合」によるソリューションの提供が特徴的です。
それに対しZSアソシエイツは、営業・マーケティング全般にわたるサポートを行う経営コンサルティング会社。数学的・科学的な根拠に基づいた課題解決に特化し、クライアント企業のマーケティングや営業組織、オペレーションの改善等に関わることで組織力の飛躍的な向上を支援しています。2003年設立の日本オフィスは小規模ではあるものの近年特に高い成長率を達成しており、強みは製薬医療機器業界における圧倒的な専門性。日本の市場環境に応じアレンジされたZSアソシエイツの手法を用い、国内医薬品企業が抱える様々な課題、例えばジェネリック医薬品のシェア拡大や薬価制度改革、ドラッグラグ等の解決に対し積極的な姿勢を見せています。2014年10月現在、世界各国21か所に約2,500人のコンサルタントが在籍しており、その多くがマルチリンガルで世界トップクラスの大学・ビジネススクールを卒業していることも特徴的。このようにZSアソシエイツは圧倒的な専門性を誇ることで、業界の中で確固たる地位を築いていることがわかります。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のコンサルティング業界売上高は、3,782億円、経常利益は434億円です（対象企業41社合計）。過去の推移は平成17年から20年まで増加傾向にあり、平成20年から21年にかけ減少に転じます。この減少は、日本経済の不況を受けクライアント企業が経費削減指向を強めた結果。コンサルティング業界は前年を下回る企業が多数出るなど、全体的に不況の影響を受けています。
その後平成21年に入ると再び増加に転じ、平成24年から25年にかけては政府の経済政策・金融政策が業界に好影響を与えます。さらに平成25年には国内企業のグローバル化が加速し、これに伴う需要が増加。こうした動向により近年好調のコンサルティング業界ですが日本における活用度はまだまだ低く、今後はいかに日本に適したコンサルティングを提供し日本に定着させるかが課題とされています。

ここまでZSアソシエイツについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。