Facebook Japanの企業研究（事業・成長戦略）

今回ご紹介するのは、世界一のユーザー数を抱えるSNSであるFacebookの日本支社「Facebook Japan」です。

◆ TOPIC
• 16億人を超えるユーザーを抱えるSNS業界の王者！
• 企業用SNSや買い物機能で多角化を進行中
• AIや新技術で革命を起こすFacebook Japanの成長戦略とは？

SNS業界においてFacebookは圧倒的な存在です。2016年3月時点でユーザー数は16億5,400万人と群を抜いて多く、売上高は1兆9,003億円、営業利益は6,598億円にも上ります。収益額の95%は広告収入となっており、まだまだ広告事業の拡大を図っている段階です。

日本市場においては、アクティブユーザー数はLINEが6,400万人と多くなっており、Facebookは2,600万人で大きな差があります。しかしながら、Facebookの場合はビジネスを目的とした利用者も多く、住み分けがされていると言えるでしょう。

SNS業界自体もまだまだ拡大が続いています。2016年末時点で日本のSNS利用者は6,872万人となっていますが、2018年末には7,486万人まで増加することが見込まれており、今まで若者中心だったSNSもより幅広い年齢層が使用するようになるようです。
次にFacebook Japanの事業内容を見ていきましょう。

Facebookは2004年に米国で立ち上げられたSNSサイトですが、2016年12月の月間アクティブ利用者数は18億6,000万人にも及んでおり、世界中にユーザーを持つ巨大SNSへと成長を遂げました。

Facebook上ではご存知の通り、プロフィール、ニュースフィード、メッセンジャー、グループ、イベントなどさまざまな機能が利用出来るほか、常にアクティブユーザーを増やす新しい試みが数多くリリースされています。

2016年秋には企業向けSNS「Facebook at Work」の提供スタートや、「Facebook Market Place」という買い物専用タブのローンチ（日本未上陸）など、SNSとしての機能をより多角化させ続けています。

また、2012年に買収したInstagramも大きな成長を遂げており、2016年末には世界の月間アクティブユーザーが6億人、2017年3月には広告主が100万を超し順調に拡大中。常に機能の改善が試みられ、ユーザーを増やし続けています。

Facebookではさまざまな分野の新技術で、今後の成長をより加速させようとしています。 まず挙げられるのが、2016年6月に発表された「Deep Text�

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