【企業研究】ニチアス株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報まとめ
ニチアス株式会社を就職活動の観点から企業研究
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
-
◆ TOPIC
- 製造業が競い勝つための重要キーワード「グローバルニッチトップ」
- 事業転換が功を奏した、繊維業界のリーディングカンパニー
- 「カテゴリー・リーダー」となることを目指すという、成長戦略とは?
- ニチアスの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
製造業が競い勝つための重要キーワード「グローバルニッチトップ」
付加価値を最大にするものづくりには,他にはない独自の技術力が求められ,それをお客さまのニーズに合った製品として提供できるかが重要となります。昨年,経済産業省は,グローバル市場の開拓に取り組んでいる企業のうち,ニッチ分野において高いシェアを確保し良好な経営を実践している企業を「グローバルニッチトップ企業 100 選」として選定し発表しました。これはひとつの方向性を示すものであり,今後「グローバルニッチトップ」という言葉は日本の製造業がものづくりにおいてグローバルで競争に勝っていくための重要なキーワードであると考えます。
経済産業省は、国際展開に優れ、我が国経済のけん引役となる企業を支援し、国際競争力の向上を確保していくことを任務としています。
この観点から、グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバルニッチトップ企業(=GNT 企業)」として顕彰するとともに、こうした企業の経験値を一般化し、GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤を示すことを目的として、「グローバルニッチトップ企業 100 選」を選定しました。選定は今回が初めてです。
選定に当たっては、公募により候補企業を募り、外部有識者で構成する選定評価委員会の審議を経て選定しました。評価のポイントとして、
- 世界シェアと利益の両立
- 独創性と自立性
- 代替リスクへの対処
- 世界シェアの持続性
また、「日本再興戦略」(昨年 6 月閣議決定)に基づき、グローバルニッチトップ企業及びこれを目指す企業に対する支援策を今後措置する予定です。 今回選定された企業の取組事例の情報発信を通じて、さらの多くの企業がグローバル市場に挑戦、飛躍するための羅針盤となり、我が国企業の競争力向上につながることを期待します。
事業転換が功を奏した、繊維業界のリーディングカンパニー
同社グループは、各種プラント設備向けに製品やエンジニアリングを提供する「プラント向け工事・販売事業」をはじめ、基幹産業を主な市場とする「工業製品事業」、半導体産業に特化した「高機能製品事業」、自動車メーカーなどを主な客先とする「自動車部品事業」、ビルや住宅の建材を供給・施工する「建材事業」と、BtoB製品を主力にマーケットの異なる5つの事業を持つことで幅広く産業分野をカバーしています。
2017年3月期のセグメント別概況
(出典: セグメント情報│業績・財務ハイライト | IR情報 | ニチアス株式会社 )
同社の戦略は、たとえ1つひとつの市場は小さくとも、独自技術を駆使し顧客にとって「なくてはならない製品」を供給すること。 当社のビジネスが特定の産業分野に依存せず、全産業分野に及んでいる 。
このような形で100年以上もの間、企業活動を続けてこられたのには、大きく2つの要因があります。1つは、「断つ・保つ」の技術をベースとして独自製品を開発してきたこと。もう1つは、工場や営業所など全国に約150ある拠点で顧客ニーズを拾い上げ、それにきめ細かく対応してきたことです。各製品の市場は決して大きくありませんが、そこでお客様の信頼を得ることで116年にわたる歴史を築いてきました。
また、ニチアスの競合他社としては、住友大阪セメントが挙げられます。
ニチアスグループが安定して存続するための基盤作り
次に、ニチアスがどのような成長戦略を掲げているか見てみましょう。 同社の新中期経営計画によると、「ものづくり強化」「利益率の改善」
※本サイトに掲載している企業は、iroots利用企業とは一切関連がございませんのでご注意ください。また、掲載情報は、各企業のコーポレートサイト等広く一般的に周知がなされている事項に加え、就活生から得た情報を元に、当社学生ライターが中心に独自にコンテンツ化したものです。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2024 en-japan inc. All Rights Reserved.