株式会社マッキャンエリクソン (McCann Erickson) の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

マッキャン・ワールドグループの中核をなすエージェンシー。単独でメディアプランニングやメディアバイイングを行える唯一の外資系広告会社です。日本進出以来58年という歴史の中でつちかった、日系・外資系という独自の目線によるサービスクオリティに強みがある広告業界のマッキャンエリクソンに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• マッキャンエリクソン (McCann Erickson) をはじめとする広告業界の現状
• マッキャンエリクソン (McCann Erickson) の強み「グローバル×日系という独自の視点」
• マッキャンエリクソン (McCann Erickson) の新体制における成長戦略とは？
• マッキャンエリクソン (McCann Erickson) の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

マッキャンエリクソン (McCann Erickson) の年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
電通が発表した「2017年日本の広告費」によると、2017年（1～12月）の日本における総広告費は前年比101.6％の6兆3907億円で、2012年から6年連続でプラス成長となったことがわかりました。
総広告費におけるそれぞれの構成比は、マスコミ4媒体が43.7％、インターネットが23.6％、プロモーションメディアが32.7％。近年、マスコミ4媒体とプロモーションメディアの構成比が減少傾向にありますが、2014年以来、2桁成長を続けるインターネット広告の構成比は年々その存在感を高めており、2017年は日本の広告費全体の4分の1弱を占めるまでに成長しており、圧倒的な強さをみせています。

出典： 「2017年 日本の広告費」解説―止まらないインターネット広告費の伸長で6年連続のプラス成長 | ウェブ電通報（2018年2月22日）

2017年における日本の経済環境は、円安を背景とした企業業績の回復をはじめ、株価の上昇、雇用環境の改善など、戦後2番目の長さとなる景気拡大の恩恵を受け、広告費も拡大したようです。
参考までに、2014年のデータとなりますが、日本の産業界における広告ビジネスの位置付けをみておきましょう。日本で1年間に使われた広告費は国内総生産（GDP）の約1.26％、2014年は6兆1,522億円（前年比 102.9％）となっています。現状も、ほぼこのようなポジションにあると言えるでしょう。

出典： 日本の産業界における、広告業界の位置付け　我々のビジネスのフィールド

ITの普及に伴い、インターネット広告の伸びが広告費全体を押し上げており、今後も業界構造が激変していく可能性が高い広告業界。このような状�