株式会社電通の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社電通を就職活動の観点から企業研究
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◆ TOPIC
- ネット広告の急成長と再編を加速させる広告業界
- 電通の強みと圧倒的な影響力の歴史的背景
- 電通の新たな取組みと今後の成長戦略とは?
ネット広告の急成長と再編を加速させる広告業界
好調なネット広告市場は現在1兆円を突破し、これを牽引するのが約2,500億円を売り上げるサイバーエージェント。しかしながら、国内総合広告代理店としては電通と博報堂が国内2強に君臨しており、それぞれグループ総合売上高を合算すると、国内広告費売上の約4割を占めています。
電通と博報堂は、近年ネット広告分野をより一層強化しており、そのための再編も加速しています。電通では、デジタルにも強い英国広告大手のイージス・グループ買収を機にグローバル化を急加速。今後も、業界では再編が活発化する見込みとされています。
出典: 業界動向サーチ「広告業界の過去11年間の業界規模の推移」
電通の強みと圧倒的な影響力の歴史的背景
また、グループの多様な専門性や強固な財務基盤も持ち合わせ、構想力、構成力、表現力、説得力は国内外にて非常に高い評価を得ています。クリエイター・オブ・ザ・イヤーには、歴代28回中26回、電通のクリエーターが選出されています。
電通が圧倒的な影響力を持つ巨大企業となった背景には、太平洋戦争に伴う報道統制があります。当時、日刊紙の統合に加え、通信社も国策通信社である同盟通信に1本化され、この同盟通信の広告代理店部門こそが戦後に独立した現在の電通。その後国内の広告は電通に集中し、電通もまたその地位を維持してきた経緯があります。歴史と共に成長してきたガリバー企業といえるでしょう。
電通の新たな取組みと今後の成長戦略とは?
また、AIを用いた広告コピー生成システム「AICO」のベータ版開発を発表し、ウェブ広告や交通広告ほか次世代型の広告配信にも注力。さらに、ゲノム技術をビジネスに活用する社内外横断組織「Smartcell&Design」を発足するなど、技術革新が加速するバイオ分野にも力を入れています。
今後、電通ではデジタル領域をより一層進化させ、コンテンツビジネスとともにこれを強みとし、グローバルで戦えるネットワークの整備・拡充を図るとしています。ネット広告が急成長を遂げる近年、電通にも大きな変化が求められていると言えるでしょう。
いかがでしたか?次回の記事では、電通の気になる働き方や、選考対策情報などをお届けします。
電通の働き方/年収/選考対策情報はこちらの記事へ
会社概要
商号株式会社 電通(DENTSU INC.) 発足1901年7月1日 代表者山本 敏博 従業員数単体6,799人、連結55,843人(2016年12月末現在) 本社東京都港区東新
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