千代田化工建設株式会社の年収・インターン・選考・採用情報│企業研究記事

社員に若いうちから責任ある仕事を任せ、世界で通用するプロフェッショナルとして育てる人材育成に注力していることでも有名な建設業界の千代田化工建設株式会社の年収・キャリア・インターン・選考・採用情報について、就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 千代田化工建設の募集職種・採用情報と平均年収は？
• 人財が資産。社員のキャリアアップ・能力強化を全力でサポート
• 千代田化工建設のインターン・選考・面接対策情報
• 千代田化工建設の年収、キャリア、インターン・選考・採用情報のまとめ

千代田化工建設株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報はこちらの記事へ
新卒採用での募集業種は主に以下の3種です。
（参照： 千代田化工建設 - 新卒採用 ）

同社の選考は、総合職・技術職（化学系（プロセス）・化学系（バイオ・生化学）、機械系、電気系・制御系、IT・情報工学系、プロジェクトコントロール系、土木建築系）、総合職・事務職、 専任職（一般職）の系統に分かれています。

◆総合職・技術職
プロジェクトエンジニアリング、プロジェクトマネジメント・コントロール、コンストラクションマネジメント、技術開発などに携わります。

◆総合職・事務職
営業（国内・海外）をはじめ、調達（購買・輸送）、経理・財務・法務・総務・人事などの職種があります。

◆専任職・一般職
プロジェクトアドミニストレーション及び管理系基盤業務を行います。転勤はありません。

また気になる千代田化工建設でのキャリアですが、採用HPの社員インタビューを覗いてみましょう。2013年入社の男性社員で、機械設計ユニット回転機械セクションに所属するK.T. さんです。

学生時代に、「世界に影響を与えるような壮大なことをやってみたい」「言葉も文化も異なる人々と、民族も国籍も関係なく一つの感動を分かち合いたい」と思ったことからプラントエンジニアリング業界に興味を持ったそう。

比較的早くからこの業界に興味を持ち、運良く同社のインターンに参加。その時に出会った先輩社員などから、ダイナミックな仕事の話、海外での苦労話、担当しているプロジェクトの面白さを聞いているうちに、業界はもちろん、千代田化工建設の魅力に引きずりこまれていったとか。「カッコイイ、自分も将来こんな社会人になりたい！」と思ったことが同社を選んだ決め手に。

現在はプラント内にある回転機（ポンプ、コンプレッサー、スチームタービン、ガスタービン等）の設計を行っており、イラク向けリハビリテーションプロジェクトに携わっています。同社のエンジニアは、担当した機器の設計に始まり、ベンダー（機器メーカー）の工場立ち会い検査、現場における試運転までを担当するそう。

同社では、世界を飛び回りながら業務を担当できる文化があり、エンジニアとして魅力的な環境とのこと。また入社3年目ですが担当機器を多数振り当てられ、先輩・他部署のエンジニアに相談しながら仕事を進めることができるそうです。「若いうちから試行錯誤し、色々な経験をする」ことで、スピード感を持って成長できる同社の企業文化を感じますね。

また、同社の社風ですが、「"個"を大切にした風通しのよい会社」だそう。社内には顧客やエンジニアなどの外国人も多く、その国籍は20か国以上で、まさに世界の縮図で働くことができ、この多様性も同社のカルチャーと言えるでしょう。

気になる海外勤務ですが、同社の売上高の約80%が海外向けで、実際に海外での仕事が多いそう。平均して約15%の社員が海外で勤務しており、1週間程度の海外出張から、1年以上の長期海外現場赴任までさまざま。半年の長期海外現場赴任の場合は、3～5か月ごとに一時帰国休暇があります。海外で働きたい人、世界で活躍したい人などにとっては、非常に魅力的でチャレンジングな職場環境となっています。
（出典： 千代田化工建設 - 新卒採用 ）

また、千代田化工建設の平均年収は、有価証券報告書によると893万円。新卒の初任給は、修士了24.4万円、学部卒21.6万円、高専卒（本科／専攻科）19.6万円／21.6万円、専任職（一般職）は19.6万円となっています。
千代田化工建設では、社員がプロフェッショナルとして活躍するためには、「自分自身が強みを発揮できる部分を持ち、世界レベルで戦える力をつける必要がある」と考えており、個人のコアを確立するための教育研修に注力しています。

人材育成の基本理念は、「プロフェッショナルを目指す」と「組織マネジメント力を高める」の2つ。実際にプロジェクトを遂行するのは「人」であり、大きなプロジェクトは何百人、何千人といった人たちとチームをつくり、プロジェクトチームとして遂行していくため、個人がプロジェクトチームの一員として最大限の力を発揮し、目的達成に向かうことが必要です。

そんな「プロフェッショナルを目指す」同社の研修は、新入社員研修にはじまり、海外／国内現場研修、OJT、 OFF-JT、そして CENA講座という独自の研修システムがあります。1948年の創立以来つちかってきた同社の技術力を活かし、経験豊かな多くの専門家からの技術伝承を進め、技術力をさらに高めるための学びの場となっているそう。

同社では、若いうちから責任ある仕事を任せることが多くあるほか、積極的な部署異動を用意しています。それにともない、新入社員が会社や仕事のことを質問・相談できるように、先輩社員がバックアップする「エルダー制度」でサポートをしており、安心して仕事にチャレンジしていくことができそうです。

さらに「組織マネジメント力を高める」教育研修として、マネージャートレーニングやPKPの育成を行っています。PKPの育成とは、プロジェクトを成功させるためにの有能なプロジェクト・マネジャー（PM）を選抜育成するプログラム。PMの他にも、エンジニアリングマネジャー（EM）、ビジネスマネジャー（BM）などの育成を行っています。

また、同社には、将来のキャリアに関して、上司との面談を経て社内ローテーションを図る、CDP（キャリア・ディベロップメント・プログラム）制度があり、自らのキャリア開発の方向性、研鑚課題を確認しながら、今後のキャリアステップを展望することも可能。

このように将来のキャリア形成がしっかりと行われている千代田化工建設ですが、女性社員の活躍はどのようになっているのでしょうか、気になりますね。

同社は、理系出身の社員が全体の約85%を占め、男性社員が多い会社ですが、女性でも働きやすい環境のようです。プロジェクト単位で仕事を進めていくことが多く、周囲とのコミュニケーションやチームワークに性別は関係ありません。また女性も海外で働くチャンスがあります。

産前・産後休暇、育児休職といった制度を利用して休職し、その後復帰して現在もエンジニアとして活躍している女性も年々増えているとか。全社員に対する女性管理職の割合は2.9%（建設業の同割合は1.1%（平28.9〜平29.5末））となっています。

ここまで千代田化工建設についての様々な情報を見てきましたが、最後は千代田化工建設の過去のインターン・採用・面接情報を知り、早めの対策�