【企業研究】KDDI株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社まとめ
KDDI株式会社を就職活動の観点から企業研究
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
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◆ TOPIC
- 更なる規模拡大が見込まれるモバイル・固定ブロードバンド市場
- 通信事業を核に幅広い事業を展開。17期連続増益を目指すKDDI
- 非通信領域において成長軸の確立を目指す経営戦略とは?
- KDDI株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
更なる規模拡大が見込まれるモバイル、固定ブロードバンド市場
総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (平成28年度第4四半期 (3月末)」によると、2017年3月末における日本の携帯電話累計契約数は、前期末比4.0%増の1億6,273万契約に。スマートフォンの普及拡大や、一人のユーザーが複数のデバイスを利用するマルチデバイス化により、モバイル市場は引き続き成長を続けていることがわかります。
また、移動体通信事業者(MNO)からネットワークを調達してモバイルサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)の契約数も大きく伸張し、前年同月末比6.8%増の1,586万契約となりました。モバイル通信市場に占めるMVNO契約数比率は9.4%、SIMカード型契約に限定すると5.9%に達するなど今後も拡大が見込まれています。
さらに、モノとインターネットがつながるIoT分野では、低消費電力での広域通信が可能な「LPWA」(Low Power Wide Area) の仕様が確立し、IoTに必要な通信環境が整いつつあるとか。企業や地方自治体などの活用事例も増えていることから、モバイル市場の更なる拡大に貢献していくでしょう。。
野村総合研究所の「2022年度までのICT・メディア市場の規模とトレンドを展望」では、、IoTで創出される市場全体の規模は、2015年の5,200億円から2022年には3.2兆円まで拡大すると予測。今後、モバイル市場の規模拡大を牽引していくと見ています。
では、次に固定ブロードバンドを見てみます。全国総世帯数に占めるFTTH世帯カバー率は9割超、CATVのホームパスも7割超 に達しており、日本の高速ブロードバンド利用環境はほぼ整備されている状況に。2017年3月末の固定ブロードバンドサービス契約数は、前年同月末比2.3%増の3,869万契約となっています。
普及率がすでに約7割に達している固定ブロードバンドサービスですが、モバイルとのセット割引型サービスの普及や、NTT東西の光アクセス回線卸売を利用する事業者による新規市場の開拓などにより市場は緩やかに拡大し続けています。
通信事業を核に幅広い事業を展開。17期連続増益を目指すKDDI
モバイル事業では、ブランド名「au」としてサービス提供を行っており、国内主要通信事業者3社のモバイル契約者数合計 (2017年3月末現在、約1億6,727契約) に占めるauのシェアは、第2位の30%(同4,854万契約) 規模となっています。
出典: 投資をお考えの皆さまへ | 個人投資家の皆さまへ | KDDI株式会社
auは、スマートフォンやタブレットにて、高速データ通信が可能となるau 4G LTE 800MHzプラチナバンドのエリアの拡大に取り組み、2014年3月時点で、人口カバー率99%を達成。800MHzプラチナバンドは、遠くまで電波が届きやすく、屋内でも電波が回り込みやすい特徴を持っています。
一方、固定事業では、FTTH (サービス名「auひかり」) やケーブルテレビ (業界第1位のJ:COMは、KDDIの連結会社) をはじめとしたさまざまなアクセスラインを保有し、880万という顧客基盤を確立。
また、50年以上にわたって蓄積した国際通信サービスの強みがあり、グローバル事業でも、世界28地域63都市114拠点 (2016年3月末時点) に展開。さらに、グローバル分野での新たな成長機会として、ミャンマー連邦共和国での通信事業に参入しています。
その他にも、ケーブルテレビ、銀行、損害保険など、従来の通信事業だけではなく、人々の生活・ビジネス・コミュニケーションをより豊かにするべく、様々な事業領域に展開しています。
このように積極的な事業展開を行うKDDIは、持続的な利益成長を目標として掲げており、2017年3月期の連結営業利益は、前期比+9.7%増益となる9,130億円となりました。さらに2018年3月期においては、前期比+4.1%増益となる連結営業利益9,500億円を見込んでいます。
出典: 投資をお考えの皆さまへ | 個人投資家の皆さまへ | KDDI株式会社
また、KDDIの競合他社としては、ソフトバンクが挙げられます。
非通信領域において成長軸の確立を目指す経営戦略とは?
KDDIは、モバイルでは3G/4G LTEやWiMAXネットワーク、固定ではFTTHやケーブルテレビなどの様々なアクセスライン、そして、モバイル約6,400万契約、固定
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