【企業研究】KDDI株式会社の年収・インターン・選考・採用情報まとめ

入社1年目から、いち社会人として仕事を任せてくれるチャレンジングな企業文化があります。幅広い経験を積み、会社を牽引していく人財を目指す「総合職」のみという採用方針がある電気通信業界のKDDI株式会社の年収・キャリア・インターン・選考・採用情報について、就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• KDDIの募集職種・採用情報と平均年収は？
• 社員の個性や力を活かす制度と働きやすい職場環境
• KDDIのインターン・選考・面接対策情報
• KDDIの年収、キャリア、インターン・選考・採用情報社のまとめ

KDDIの戦略・強み・弱み・競合他社情報はこちらの記事へ


KDDIは、コンシューマ営業、ソリューション営業、システムエンジニア、カスタマーサービス、商品・サービス企画、商品・サービス開発、基礎研究、技術開発、設備建設、システム保守・運用、情報システム、経営サポートという12種で新卒総合職を募集しています。以下で、それぞれの仕事内容を見てみましょう。
参照： RECRUIT / 採用情報｜KDDI RECRUIT 2019

◆コンシューマ営業
KDDIが提供するauスマートフォンやタブレット端末、個人向け固定サービス（auひかり等）、新規サービス(au WALLET等)の拡販に携わります。

◆ソリューション営業
法人のお客さまへ、固定ネットワークやスマートフォン、クラウド等を用いたソリューション提案を行い、社内のシステムエンジニアやパートナー企業とともにお客さまのビジネス環境を構築する仕事です。

◆システムエンジニア
法人のお客さまに対して最適なソリューションを提案・販売する営業部隊を、システムエンジニア（SE）として技術的な側面から支援する役割を担います。

◆カスタマーサービス
お客さまセンターという電話チャネルのほか、Web、アプリ、メール、ツイッターなどを通じ、KDDIのサービスを最大限伝え、お客さまをサポートする仕事です。

◆商品・サービス企画
KDDIが提供するあらゆる商品・サービスの企画を行います。ハード面ではスマートフォンのコンセプト作りから商品のプロモーション、ソフト面では各種サービスの企画、コンテンツプロバイダとのアライアンス提案等を手がける仕事です。通信サービスのほかにも、決済やお買いもの、電気、金融等日常生活を支え る様々なサービスの企画にも携わります。
さらに法人分野では、独自のネットワーク、データセンター、セキュリティ対策、クラウドサービスに加えIoTを活用した新たなサービスなど、全てのICT領域におけるソリューションサービスの企画を行っています。

◆商品・サービス開発
KDDIが提供するあらゆる商品・サービスの開発。商品・サービス企画部門から提示されたサービスプランを受け、パートナー企業とともに商品・サービス（システム）を作りあげていきます。サービス提供開始後も、さらなる利便性向上を目指していきます。

◆基礎研究
基礎的な技術研究に従事します。「高度でも身近な技術」をテーマに、まだ世の中に根付いていない様々なテクノロジーの可能性を探り、自らのアイデアを基に、仮説、実験、検証を繰り返し、競合他社に先駆ける技術の種を生み出すことを目指します。

◆技術開発
商品・サービスを提供するにあたり、その基盤となるネットワークインフラやシステムの開発業務を担う仕事です。高品質で安心・安全なネットワークインフラを提供するために、クラウドプラットフォーム等の上位レイヤーから、無線基地局等の下位レイヤーまで、幅広いネットワークインフラの開発業務があります。

◆設備建設
技術開発部門が開発したネットワークインフラを実際に構築するのが仕事です。また、常に快適につながる通信環境を実現するため、設備容量の確保、通信品質の向上、次世代通信規格への設備更改等に携わります。

◆システム保守・運用
商品・サービス開発や技術開発部門が開発したシステムや設備建設部門が構築した固定、モバイルのネットワークインフラを24時間365日、輪番形式で保守・運用するなど、KDDIのネットワークシステム全体の安定稼動の全責任をもつ仕事です。

◆情報システム
お客さまが安心してKDDIのサービスを利用するための基盤となるシステムの開発を担当。関係部署からのシステム化依頼に対し、システムを設計し、実際のシステムを構築していくKDDIの社内システムを根底から支える仕事に携わります。

◆経営サポート
会社全体の経理、財務、法務、総務、人事等、企業活動の基礎を支える各種業務・制度の企画立案、推進を行う仕事です。

また、気になるKDDIでのキャリアですが、社員インタビューをのぞいてみましょう。

KDDIの総合職は、「自分の可能性を限定せずに、様々なことにチャレンジし、幅広い視野を身に着けて欲しい」という人財育成の観点から、営業や企画、システム保守や経営サポートなど、幅広い職種を横断してキャリアを積む職種です。

異動や転勤など様々な経験を積み独自のキャリアを積むことができる一方、慣れない分野の仕事をするのが不安という声も。次に、実際に総合職で活躍している先輩がどんなキャリアを積んできたのかを見てみたいと思います。

現在、カスタマーサービス本部カスタマーサービス企画部に所属する女性社員M.M. さんです。

初期配属はコンシューマ営業、しかも大阪勤務で、ずっと実家暮らしだったため戸惑いが大きかったそう。時には悩んだり泣いたりすることもあったようですが、代理店といかにお客さまにショップにきてもらうかミーティングしたり、先輩に相談にのってもらったりしながらの3年間は本当に大切な経験になったそうです。

その後は、端末の企画・開発をするプロダクト部門へ異動。コンシューマ営業をしている中で、「こういう端末や機能が欲しい」という要望を感じており、これを活かした商品を作りたいとモチベーションが上がったとか。ただ、今までとは全く異なる部署だったため、働き方や専門用語を覚えるのに苦労したようです。

プロダクト部門に8年ほど在籍し、次のステップに進みたいと思った頃、キャリアプランで経験したかったというカスタマーサービス（CS）本部へ異動に。お客さまの声がリアルタイムでこれほど多く聴ける部署はなく、実際に働いてみて「CSはこんなところまで対応してくれていたんだ！」と同じ会社ながら驚くことも。雰囲気も働き方もがらりと変わり新鮮な気持ちになったそう。

このような総合職の経験から、円滑に仕事を進めるための調整・管理スキルと責任感が強くなったそう。プロダクト企画部時代はプロダクトマネージャーをしていたため、端末の仕様やサービスの仕立てなどの知識や経験があり、今でも問題解決のヒントになることも。また、プロモーション業務を担当したおかげで、色んな部門の人と仕事する機会があり、営業・プロダクト時代にできた人脈は大切な財産となっているそうです。

また、入社10年目に結婚したというM.M. さん。出産後もフルタイムで仕事をする人も多いなど、ライフイベントを機に辞める人は少なく働きやすい環境だと述べています。他にも、社内公募やSCAP制度、留学制度なども充実しており、このような社内制度を活用してステップアップする人も多いとか。

このようにKDDI の総合職は、より仕事の幅や経験を積むことができる職種だいうことが分かります。自分のチャレンジの幅を広げる機会にたくさん巡りあえそうですね。
出典： WORK PLACE / 総合職のリアル｜KDDI RECRUIT 2019

また、KDDIの平均年収は953万円。一方、初任給は、大卒・高専（専攻科）卒の月給は22万円、修士了24万円、博士了28.8万円となっています。

KDDIは、お客さまに体験価値を提供するビジネスを行う「ライフデザイン企業」への変革を事業ビジョンとしており、この実現のためには事業基盤の強化に加えて、情報通信を核としたKDDIならではの新たな価値創造へのチャレンジが不可欠になると考えており、人財育成に注力しています。

「自らを成長させ、変革の担い手となりたい」という強い思いを持った人財に対し、より自身を伸ばしていける成長の場として、各研修プログラムを用意しています。

出典： WORK PLACE / 人財育成制度｜KDDI RECRUIT 2019

また、KDDIは、「KDDIフィロソフィ」第1章目指す姿の1項に「ダイバーシティが基本」を掲げ、性別・年齢・国籍・障がいの有無・信仰など、多種多様な個性や価値観をお互いが尊重し、理解しあうことが、会社の持続的な成長に不可欠であると明記し、全社でダイバーシティ＆インクルージョンを推進しています。

その中でも「女性社員の活躍促進」の取り組みは、さまざまな社外評価を受けており、経済産業省と東京証券取引所で選定・公表する「なでしこ銘柄」には2012年度から5年連続で選定。さらに、経済産業省の「新・ダイバーシティ経営企業100選」や、総務省の「テレワーク先駆者百選」にも選定されています。

他にも、「外国人社員の活躍促進」「障がいのある社員の支援」、さらにLGBTに関する理解向上と、個々を尊重した職場環境づくりにも取り組んでおり、高い評価を受けています。

さらに、KDDIは、社員が仕事とプライベートのマネジメントを実現できるよう、業務効率化や労働生産性の向上の取り組みなどワークライフマネジメントを推進。また、変化していくライフステージの中でもそれぞれの持てる力を十分発揮できるように育児や介護との両立支援制度の充実など、柔軟な働き方を追求しています。

変形労働時間制や育児と仕事の両立を支援するテレワーク勤務制度を活用し、育児休職を取得した社員のほぼ100%が復職。また、出産や介護などを理由に退職した社員を再び社員として受け入れる「退職者の再雇用制度」も導入しています。

KDDI が社員の個性や力を活かすための様々な制度を設け、働きやすい環境をつくる取り組みを行っていることがよく分かりますね。さらに、従業員一人ひとりが心身ともに健康で活躍できるよう、福利厚生も充実させており、安心して働ける環境であることがうかがえます。

ここまでKDDIについての様々な情報を見てきましたが、最後はKDDIの過去のインターン・採用・面接情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�