TIS株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
TIS株式会社を就職活動の観点から企業研究
国内第2位大手独立系システムインテグレーターであるTISインテックグループの中核企業で、ペイメント事業に強みがあるシステムインテグレーター業界のTIS株式会社 に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
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◆ TOPIC
- IT技術で経営課題を解決するシステムインテグレーターとは?
- IT企業のリーディングカンパニーとして君臨。圧倒的なシェアを誇る独立系SIer
- 先進技術を駆使し、ビジネス革新と市場創造を目指す経営戦略とは?
- TIS株式会社 の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT技術で経営課題を解決するシステムインテグレーターとは?
私たちの生活に不可欠な技術となったIT。 インターネットやスマートフォンはもちろん、家電や自動車、企業の事業活動にもIT技術が導入されている昨今。このような技術やサービスを生み出しているのがIT業界です。
IT業界は、「インターネットサービス」「ソフトウェア開発」「ハードウェア開発」「通信・インフラ」と、大まかに4つの分野に分けることができます。
その中でも、企業の製品やサービスを組み合わせ、企業の経営課題を解決するのが「システムインテグレーター」。
今回は、このシステムインテグレーターの仕事について理解を深めたいと思います。
システムインテグレーターは、まず、クライアントの業務を分析して課題や問題を明確化し、それらを解決するために必要なサービス・システムに求められる要件を定義します。
次のプロセスでは、定義した要件を実現するための設計を行い、それに沿ってITシステムを開発。
この開発の段階では、自社だけでなく様々なIT企業と協力して進めていくことがほとんどで、その際、プロジェクト全体を統括する役割もシステムインテグレーターが担っていくことに。
システム開発後は、クライアントにサービス・システムを利用してもらい、運用・保守というステップに入り、日々変化するビジネスや業務フローに対応できるITシステムであるようサポートしていきます。
システムインテグレーター の仕事
出典: TISの事業 | 事業を知る | TIS RECRUITING 多彩なチカラが、拡げる未来| TIS株式会社
続いて、国内の代表的なシステムインテグレーターを見ていきたいと思います。
IT企業のリーディングカンパニーとして君臨。圧倒的なシェアを誇る独立系SIer
数あるシステムインテグレーターの中でも国内第2位の規模を誇り、ITシステムの企画、構築、運用などすべてを一貫して担っているTIS。
TISは、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)のシステム子会社として設立され、JCBを中心としたクレジットカード会社の基幹システム開発に強みを持ち、国内市場シェアは約50%で首位。
また、近年はブランドデビットカードのシステム開発にも強みを見せており、国内シェアは約80%と圧倒的な強さを誇っています。
この強さの秘密は、TISがシステムインテグレーション事業を目的に設立された「独立系システムインテグレーター」であることが挙げられるでしょう。 メーカーやクライアントの業界などに妨げられることなく、課題のための本質的な提案が可能となっているのです。
さらに、ITでビジネスを創出するというチャレンジングな環境の中で、TISの“攻めの姿勢”やボトムアップにより物事が生み出されていく風土も一因していると言えるでしょう。
TISは、金融はもちろん、製造、流通/サービス、公共、通信など、約3,000社にわたる幅広い業界の企業と取引を行っており、あらゆる経営・事業課題と向き合い、業界・業務の幅広さと専門性を培ってきました。
現在、200を超えるソリューションメニューを保有しています。
次に財務状況を見てみましょう。
平成29年3月期の業績は、売上高393,398百万円(前期比2.8%増)、営業利益27,019百万円(同10.6%増)、経常利益27,092百万円(同10.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16,306百万円(同28.6%増)と増収増益。
デジタル経営志向の強まり等を反映した企業のIT投資動向を背景に、好調に推移していることがうかがえます。
ゆるやかな増加基調が続く国内のITサービス市場
出典: TISインテックグループとは | 個人投資家の皆様へ | IR情報 | TIS株式会社
また、TISの競合他社としては、伊藤忠テクノソリューションズの企業研究が挙げられます。
先進技術を駆使し、ビジネス革新と市場創造を目指す経営戦略とは?
次にTISの成長戦略を見てみたいと思います。
TISは、FinTechやIoT、AI(人工知能)など新技術の研究と商用化を促進し、ITブレインとしての存在感を高めている中、特に「第4次産業革命」のコア技術とされているAIにおいては、技術の検証や開発について、大学や公的研究機関、大手ITベンダー、専門ベンチャーなどと技術面や資本面で連携。
最先端技術の確立とその商用化への探索に、積極的に取り組んでいます。
また、オープンイノベーションを通じた新たなビジネスの創出にも注力。
例えば、ベンチャー投資制度である「コーポレートベンチャーキャピタル」の創設もその一環で、資金提供だけでなく、人材や物など多面的な支援が、TISに対する新しいビジネスを生み出しています。
海外事業も拡大中で、日本発の海外展開プロジェクトの推進に加え、ASEAN地域の有望なパートナーとの事業・資本提携など、様々な協業施策を積極的に展開。
このようにTISは、クライアントのITニーズに最適な開発やサポートを提供するだけでなく、多彩な業界業種に関わる豊富な知識とITソリューションをベースに提案を行うとともに新たな価値創造に取り組んでいることが分かります。
最後に、社長インタビューからその意気込みを感じ取ってみましょう。
社長曰く、新技術を取り込み、ビジネスにするには何よりもスピードが求められ、自社だけでは限界があるとか。
スタートアップや国内外のベンチャーへの積極的な投資や協業はそのために行っているそうです。
近年は、決済関連技術を得意とし、タイ大手銀行のモバイルバンキングアプリを手掛けるタイ企業へも出資。
今後も知見を持つところと協業し、エコシステムを作って新技術に取り組んでいく、と語っています。
業界大手を行くTISの動向は、そのまま業界の行方を左右していく立場にあると言えます。
今後も更なる技術革新が期待され、その協業や新たな価値創出などに注目を集め続けていくことでしょう。
TISの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
システムインテグレーター業界のTISは、国内第2位大手独立系システムインテグレーターであるTISインテックグループの中核企業で、ペイメ
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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