KLab株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

スマートフォン向けモバイルオンラインゲームのパイオニアであり、現在は世界155の国と地域に向けてゲームを配信するグローバル企業へと成長したスマホゲーム業界のKLabに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 1兆600億円の国内スマホゲーム市場と同市場をけん引するIP活用タイトル
• スマホゲームに強みのあるKLabはグローバル展開に注力
• 3つの柱に積極投資中、KLabの事業戦略とは？
• KLabの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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矢野経済研究所によると、2017年の国内スマホゲーム市場は1兆290億円の規模に。前年度と比較すると、8.9％増大となりました。

人気IP（知的財産・版権）を搭載した複数のタイトルが長期にわたり人気を持続させていること、有力国内ゲームメーカーによる継続した新規タイトルの投入や海外ゲームメーカーの参入などによって市場が伸長していることから市場は拡大しています。

また、2018年度の市場規模は1兆600億円(前年度比3.0％増)を予測しています。

出典： スマホゲーム市場に関する調査を実施（2018年） | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

現在のスマホゲームは、高機能・高精細なゲームが主流。そのため、ゲーム機能やデザインがより高度になるのに加え、開発費用やマーケティングコストなども上昇しており、メーカー単独でヒットを生み出すことが難しい環境へとなりつつあるようです。

次にKLabの経営状況を見ていきましょう。KLabの代表作といえば、こちら。

出典： 「BLEACH Brave Souls」あなたにぴったりの隊がわかる相性診断を実施中！｜KLab株式会社のプレスリリース

出典： 『キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～』全世界配信2周年記念キャンペーンを本日より開催！｜KLab株式会社のプレスリリース

2018年12月期の有価証券報告書によると、スマホゲームに強みがあるKLabの成長を支えてきた「BLEACH Brave Souls」は、３周年記念キャンペーンや『千年血戦篇』のキャラクター配信等が好調で、日本版、グローバル版ともに過去最高の売上を計上。

グローバル版は前年度に引き続き日本版を上回る売上を記録しました。

また、「キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～」は配信1周年を迎え、アラビア語とブラジルポルトガル語を加えた9言語で運営し、ユーザーを拡大中。

各国代表の最新公式ユニフォームを着用した選手たちの配信や全世界1500万ダウンロードキャンペーン等により、このタイトルでも、日本版・グローバル版ともに好調な売上となり、グローバル版は日本版を上回る売上となりました。

海外における日本の漫画やアニメーション人気をにらみ、日本のゲーム市場の成長率が鈍化しているなか、それらを ゲーム化し、運用することを強みとしているKLab。

同社グループが収益をより一層拡大させていくためには、日本のゲー ムを海外にも展開し、ゲーム1タイトルあたりの収益を最大化させることに注力しています。

海外戦略においては、欧米に加え、中東や成長著しい中華圏、東南アジアへ積極的に事業展開していることが特徴と言えるでしょう。

KLabの競合他社としては、 ガンホー・オンライン・エンターテイメント、 コロプラ が挙げられます。

KLabは人気のIPを活用した強いタイトルがあることで有名です。

前述した『キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～』『BLEACH Brave Souls』をはじめ、『ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル』『幽☆遊☆白書 100%本気（マジ）バトル』などのタイトルは、国内だけでなく、海外でも数多くのファンを抱えるIPであることが安定した売り上げにつながっています。

そんなKLabが、KLabGamesの事業戦略として策定している「3 PILLARS」。

出典： KLabGames 『3 PILLARS』 KLab株式会社採用サイト

日本のIPをベースに国内外で収益基盤の安定と成長を図る「Japanese IPs」、海外展開を行い1タイトルあたりの収益を最大化する「Global Growth」、そして自社IPでヒットタイトルを創出する「Original Creations」という同社の事業における3つの柱を表しています。

海外展開を視野に入れたゲーム開発をし、言語さえ追加すればすぐに配信が開始できるようにしていることや、一部の国を除いて、開発から運営、マーケティング、お客様のサポートまでを自社で一貫して行っていることが、高い評価となるタイトル作り・運営につながっているKLab。

確固たる事業戦略をもとに、その勢いはますます加速していきそうです！

スマホゲーム業界のKLabは、スマホゲームに強みがあり、グローバル展開を進めています。競合としては、ガンホー・オンライン・エンターテイ�

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