日本農薬株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
日本農薬株式会社を就職活動の観点から企業研究
日本における農薬開発の先駆者であり、現在は農薬から派生した医薬品、生活環境改善関連製品などに事業領域を広げている農薬業界の日本農薬に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
国内農薬業界の市場規模は約3,300億円前後。今後は海外に期待
これまで国産農薬メーカーは、10社強の開発型メーカーを中心に安定的な収益を獲得してきました。なぜなら、各社がニッチ分野を中心に、世界的にみても高い研究開発力を有しているからです。
出典: 農薬業界の動向と 我が国メーカーに求められる戦略
国内における農薬の市場規模は、直近10年間で約3,300億円前後とほぼ横ばいとなっています。
耕作地面積の縮小で販売量は縮小していますが、高付加価値な製品の普及に牽引される形で販売単価が上昇しているため、農薬出荷額が維持されているのです。
出典: 農薬業界の動向と 我が国メーカーに求められる戦略
日本では少子化による農業従事者の減少や耕作地減少から農薬市場は足踏み状態にあります。
しかし、世界市場で見ると食糧危機問題もあり、新興国を中心に農薬ニーズはますます高くなる傾向に。CAGR(年平均成長率)は5%と期待がかかる領域となっています。
農薬開発に強みのある日本農薬は海外展開に注力
国内農薬業界の中でも、新薬開発から製造・販売まで一貫して手掛ける開発型メーカーは10社強に留まり、1928年に日本初の農薬専業メーカーとして創立された日本農薬はその筆頭です。
農薬開発に強みがある日本農薬は、独創的な新剤開発によって、日本はもちろん世界の農薬業界を牽引する存在に。
その原動力となる研究開発には、売上高の約10%の資源を投資。
今までに同社が開発・権利化した農薬原体は23、医薬・動物薬・化学品の原末は合わせて7つあり、今後も3年に1剤のペースで新規化合物を生み出していくことを目標としています。
ここで日本農薬が力を入れているのが海外展開。アジア・ヨーロッパ・アメリカの三極体制で海外拠点の拡充を図り、現在では100カ国以上で当社製品の農薬登録を取得し、積極的に開発・普及活動を展開しています。
農薬メーカーとしてつちかってきた技術を応用し、シロアリ薬剤や外用抗真菌剤(いわゆる水虫薬)などの開発も手掛けています。
また、日本農薬の競合他社としては、 日産化学工業、 住友化学が挙げられます。
世界市場に積極投資中、日本農薬の成長戦略とは?
日本農薬は日農グループビジョンとして、「Nichino Group-Growing Global 世界で戦える優良企業へ」を掲げ、成長戦略を進めています。
「世界で戦える優良企業」となるため、まず、作物保護や生活環境改善など、これまで農薬化学事業でつちかってきた技術をさらに高めることにより、人類の未来に貢献するグループを目指します。
さらに、2021年度には売上高1,000億円を、将来的には農薬業界の多国籍大手4社に次ぐ売上高2,000億円規模の研究開発型企業を目指す方針。
「新規農薬などの新たな価値を継続的に提供することによって社会に貢献する」という理念のもと、「グループ力強化」 「収益性の向上」を2本柱として、ここれまで実施した成長戦略の収益貢献を加速し、Growing Global グローインググローバルを確固たるものにする挑戦が続いています。
日本農薬の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
農薬業界の日本農薬は、農薬開発に強みがあり、海外展開を進めています。競合としては、日産化学工業、住友化学が挙げられます。 「グ
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