株式会社アークシステムの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

ITシステムを支える「基盤技術」「運用技術」に強みがあり、『ITを最適に使いこなす技術 ＝ 利用技術 』に特化したサービスを提供するプロのSE集団である、システムインテグレーター業界のアークシステムに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 2023年度の市場規模は1兆7,550億円。ビジネスチャットが注目される国内ソフトウェアビジネス市場
• IT技術に強みのあるアークシステムは高品質なサービス提供に注力
• 「ちゃんとできて当たり前」なサービスを提供するアークシステムが大切にしているもの
• アークシステムの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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富士キメラ総研が発表したソフトウェア国内市場の調査結果によると、2019年度の市場規模は1兆3,961億円の見込み。

内訳は、パッケージが8,315億円、SaaS（Software as a Service）が5,646億円。

また、2023年度の市場規模を1兆7,550億円と予測しています。

出典： プレスリリース：『ソフトウェアビジネス新市場 2019年版』まとまる（2019/10/24発表 第19088号）

また、富士キメラ総研は、注目市場として、ビジネスチャットやRPA（Robotic Process Automation）ツール、経費精算、人材管理、勤怠管理といったソフトウェアを挙げています。

なかでも、テキストによってコミュニケーションをとるためのツール、ビジネスチャットは、社内の簡易で円滑なコミュニケーションや情報共有に対する需要が高まっていることで特に注目されています。

多様な業種／従業員規模の企業で導入が進んでおり、全社員にPCがない環境でもスマホなどで利用することができることで、さらに需要が促進されています。

SaaSとして提供される同ソフトウェアの市場規模は、2019年度が対前年度比37.1％増の144億円、2023年度には252億円になる見込みです。

ITは社会インフラとして私たちの生活に深く浸透し、もはや企業活動には必須の存在です。

しかしながら、ITの世界は膨大かつ多様なテクノロジーによって構成されており、多くのCIO(最高情報責任者)は戦略の実現のために、どのようにITを活用すれば良いのか、頭を悩ませ続けています。

アークシステムは、そんなお客様とITをつなぐ架け橋になり、『ITを最適に使いこなす技術 ＝ 利用技術 』に特化したサービスを提供するプロのSE集団です。

同社は1986 年、リクルートと神戸製鋼所の共同出資によって設立。

コンピューターシステムの根幹を成す『システム基盤』領域を中心に、利用技術の分野でサービスを立ち上げました。『システム基盤』領域は非常に専門性の高い分野です。

アークシステムはシステムを支える「基盤技術」「運用技術」に強みがあり、これはお客様のビジネスに直結する重要な領域となっています。

ここで同社が注力しているのは一次請け案件。

独立系という中立的な立場を最大限に活かして、特定メーカーの製品に依存することなく、SEサービスのプロとして、本当に最適なソリューションをお客様に提供しています。

また、アークシステムの競合他社としては、JBCCホールディングス、オービックが挙げられます。

アークシステムのサービスの中心は、システムを支える「基盤技術」「運用技術」といった、同社曰く「ちゃんとできて当たり前」の技術領域。

そんなアークシステムは、どのような事業戦略を描いているのでしょうか？

同社が掲げる経営理念は、「お客様に必要とされる企業」「社員が成長できる企業」「安定性と成長性がある企業」という3点のみ。
社会を変革するとか、IT業界を背負って立つとかではなく、企業としての基本と言えることを、とても大事にしています。

また、アークシステムの経営方針は『人材を大切にする』という思いがベースになっています。 なぜなら、同社の最終目標は、プロジェクトの成功を通じてお客様を幸せにすることで、お客様に幸せになっていただくには、アークシステム社員が幸せであることが必須条件だからです。

では社員の幸せとは何でしょうか？　

アークシステムでは、『技術的・人間的な成長の実感』と『生活基盤の安定』だと考えています。

社員が唯一の資産である同社にとって、人材の強化なくして、その成長はありえません。
そのため採用と教育には惜しみなくパワーを注いでいます。

システムインテグレーター業界のアークシステムは、IT技術に強みがあり、高品質なサービス提供に注力しています。 競合としては、JBCCホー

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