株式会社リッチメディアの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社リッチメディアを就職活動の観点から企業研究
「ヘルスケア大学」をはじめとした美容・健康に関する国内最大級のメディアを運営しており、ヘルスケア・ビューティー領域に強みがあるIT業界の株式会社リッチメディアに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
株式会社リッチメディアの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
新たなビジネスを創出するヘルスケア市場、2030年には37兆円規模に
厚生労働省の統計によると、日本の医療費は2013年度に40兆円を超え、その後も増加し続けています。少子高齢化による現役世代が背負う負担が懸念される中、国は医療費の適正化を目指し、ICT活用をはじめ、地域包括ケアや予防・健康づくり、後発医薬品使用などを促進しています。
出典: 数字で見る地域健康マーケット ICT×医療が急成長へ | 月刊「事業構想」2017年3月号
このような状況下において、市場の拡大が期待されている国内ヘルスケア産業。健康寿命の延伸が重要な政策課題にもなっており、運動・スポーツ、栄養管理や食・生活支援などのビジネスも拡大。スマホ、ウェアラブルなどITの進化も市場の拡大を支えています。 2013年に16兆円だった市場は、2020年に26兆円、2030年には37兆円まで拡大すると見られています。
さらに、医療・介護のほかにも、運動、見守り、買い物サポートのサービスなど、地域におけるヘルスケアビジネスの拡大も見込まれています。農業や観光などの地域産業との連携による、新たなヘルスケアビジネスの創出も期待されています。
出典: 数字で見る地域健康マーケット ICT×医療が急成長へ | 月刊「事業構想」2017年3月号
専門家監修による、日本最大のヘルスケアメディアを確立したベンチャー
ヘルスケアをキーワードに様々なサービスが創出される中、ベンチャー企業でヘルスケア領域に確固たるポジションを築いているリッチメディア。美容・健康をテーマに、「スキンケア大学」「ヘルスケア大学」など国内最大級のメディアを運営しているという強みがあります。
ヘルスケア・ビューティー領域で最も信頼してもらえる情報を提供するとともに、医師や専門家との出会いをサポートすることにより、より多くの人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指しています。
このような中、2017年5月に、「ヘルスケア大学」で監修医師の無断登録疑惑や内容に間違いのある記事が指摘される問題が起こりました。同社はすぐに未確認の医師情報を一時非公開にするとともに、同年9月には、「医療・健康情報の信頼性向上プロジェクト」に関する報告書を発表。専門家の見解を明確にした新しい医療情報サイトをオープンするという迅速な対応を取り、信頼回復に真直に取り組んでいます。
引き続き、医師など専門家の監修による質の高いコンテンツを作ることにこだわるリッチメディア。主力の「スキンケア大学」では、ドクターをはじめとした美の専門家の協力のもとで正しい美容情報の発信を行うことをコンセプトとした、「1419名の医師が参画するスキンケア情報サイト」としてユーザーから高い評価を得ています。
次にリッチメディアの財務状況を見てみましょう。
例えば、「スキンケア大学」の収益源は、商品広告(アフィリエイトモデル)、記事広告、そして、スポンサー企業の公式アカウントという3つが収益となるビジネスモデルを構築しているようです。
2017年11月9日に公表した決算公告(2017年6月現在)によると、当期純利益は1億1200万円(前年同期2600万円)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は1億6600万円(同5400万円)となっており、堅調な業績をあげていることがわかります。
また、株式会社リッチメディアの競合他社としては、アイスタイル が挙げられます。
豊富なユーザーインサイトの資源を活かす、新たな事業戦略とは?
次に、リッチメディアの事業戦略を見てみたいと思います。
リッチメディアの「スキンケア大学」と「ヘルスケア大学」などが、国内最大規模の美容健康メディアとなったからこそできること、それは、ユーザーの行動を分析・検証できること。
同社は様々なケースのユーザーインサイト(本音)を蓄積しており、これらを活用することで、企業は自社の製品にマッチングする層を正確に見極め、適切にアプローチすることが可能に。ユーザーインサイトのストックの多さが武器になっていることが分かります。
これまでTVなどのマスメディアが主流だった企業のPR施策ですが、Web媒体移行後はPR施策の成功例があまりなく、多くのクライアント企業の悩みだったとか。
このような状況の中、リッチメディアはサイトで得たユーザーインサイトを使ってマスメディアでPR施策を行うという、企業の製品に限りなくマッチした層へのマーケティングを支援していきます。
さらに、今後、市場がより発展していくためには、リテール、メーカー、メディアという垣根を越えた協同、協創が求められていくと考えるリッチメディア。国内外のリテールのマーケターとメーカーのマーケター、そしてパートナーをつなぎ、一気通貫のマーケティングを実現するためのカンファレンスなどを開催し、「カンファレンス」と「ネットワーキング」が高いレベルで両立されることを目指しています。
「可能性を世界で最も開花させる」という企業理念の下、まずはヘルスケア・ビューティーの領域において、人々の悩みを解決できる情報を提供していくことで、人々の可能性を開花させていくことを目指すリッチメディア。新たな挑戦に期待が高まります。
リッチメディアの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
IT業界の株式会社リッチメディアは、「ヘルスケア大学」をはじめとした美容・健康に関する国内最大級のメディアを運営しており、ヘルスケ
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