ソニー銀行株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

ソニー銀行株式会社を就職活動の観点から企業研究

「個人のための資産運用」に特化した金融サービスを提供するネットバンクで、ソニーフィナンシャルグループの一員としてグループの総合力に強みを持つほか、インターネットの特性を活かした質の高い豊富な商品ラインナップ、そして顧客満足度の高い業務運営も強みの1つで有名な金融業界のソニー銀行株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 右肩上がりの継続的成長で、ますます存在感を見せるインターネット専業銀行
• 顧客満足度と国内預金残高で頭角を現すソニーのネットバンク
• ベンチャーと投資家をつなぐプラットフォーム事業で、“挑戦者を応援”
• ソニー銀行株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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右肩上がりの継続的成長で、ますます存在感を見せるインターネット専業銀行

今や当たり前の存在となったネットバンクは、いつでも、どこでも自分の都合に合わせて、PCやスマートフォンからほとんどの金融サービスを利用可能にしました。特別なサービスを要求しない限り、店頭窓口やATMに行く必要はありません。

一方ネットバンク側のメリットは、店舗運営コストや人件費を抑えることができること。コスト抑制することで、お得な金利や手数料の割引など効率化・付加価値向上に注力することが可能に。今までの銀行が提供できなかったサービスを実現したことで、右肩上がりの成長を続けています。

出典： ソニー銀行

また、情報通信総合研究所が実施した「フィンテックサービスの利用動向調査」によると、一般的に認知度の高いフィンテックサービスは「パソコンバンキング」や「モバイルバンキング」であり、保有する金融機関の口座についてみると、都市部ではメガバンクの利用状況は地方部に比べ高い一方、地方部では地方銀行や信用金庫、農協等の利用が都市部より上回っています。

出典： 情報通信総合研究所

しかし、インターネット専業銀行については、都市部と地方部の保有割合が同程度であり、4 割が保有する結果となっており、都市部、地方部に関係なくインターネット専業銀行の存在感は大きくなっていることがわかります。

顧客満足度と国内預金残高で頭角を現すソニーのネットバンク

今回はインターネット専業銀行の中でも、個人向けお客様を対象に「個人のための資産運用」に特化した金融サービスを提供するソニー銀行を紹介していきます。

2001年4月2日、ソニー、三井住友銀行などの出資により設立されたソニー銀行は、ソニーフィナンシャルホールディングス、ソニー生命保険、ソニー損害保険などから構成されるソニーフィナンシャルグループの一員となっており、グループの総合力が強みとなっています。

ソニー銀行の取引提供サイトの名称は、「マネーキット」（MONEYKit）で、外貨預金、住宅ローンのほか、11通貨対応のVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」が主力商品。インターネットの特性を活かした利便性と質の高い豊富な商品ラインアップ、そして顧客満足度の高い業務運営も強みの1つです。

日経金融機関ランキングでは、2007年〜2015年の間、9年連続顧客満足度1位。オリコン顧客満足度調査「住宅ローン」でも、2011年～2018年に8年連続で顧客満足度第1位を獲得しています。

また、ソニー銀行の国内インターネット専業銀行における預金残高シェアは第3位、外貨預金残高シェアは、国内銀行の個人外貨預金全体の7%(2018年3月現在)を占めており、大手銀行に次ぐ規模となっているほか、住宅ローンを中心とした貸出金残高についても着実に増加しています。

出典： ソニー銀行

ベンチャーと投資家をつなぐプラットフォーム事業で、“挑戦者を応援”

日本でも、海外でも、通貨にとらわれないライフスタイルを可能にした「Sony Bank WALLET」や、500円から始められる外貨預金の積立購入など、ソニー銀行は時代を先駆けた多様なラインナップ誇ります。

なかでも、挑戦する企業を応援し資産運用につなげるという、投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」は、国内銀行初となる画期的なプラットフォームとして注目を集めています。

「クラウドファンディング」とは、個人や団体、企業などがプロジェクト実現に必要な資金を調達するために、インターネットを通じて広く支援を募る方法です。通常、アイデアレベルや事業計画段階のプロジェクトの場合、銀行からの融資は実績材料が少ないため難しいものでした。

既存の銀行と競合になるコンセプト持つフィンテックのひとつ、クラウドファンディングに銀行自らが取り組むことは常識外なことでしたが、それでも、「フェアである」ことを企業理念に掲げ、IT技術を活かし投資家ニーズに沿った商品やサービスを追求してきたソニー銀行にとっては、実現させなければならない新サービスだったのです。

今後は、銀行業界初の投資型クラウドファンディングSony Bank GATEから、様々な価値や事業が創造されていでしょう、期待が高まっています。

ソニー銀行の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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