株式会社プリンスホテルの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社プリンスホテルを就職活動の観点から企業研究
西武グループの中核会社で、国内ホテル・レジャー業界で最大級の事業規模を誇ります。国内外74ヵ所にホテル展開するほか、ゴルフ場・スキー場などのレジャー・スポーツ施設、さらに水族館や映画館、ボウリング場などのアミューズメント施設も各地で運営するなど、多彩で総合的なビジネスを推進していることで有名なホテル業界の株式会社プリンスホテルに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
株式会社プリンスホテルの年収・インターン・選考/採用情報はこちらの記事へ
国内宿泊業の市場規模は2.84兆円。外資系や異業種からの参入で競争は激化
官公庁が発表した宿泊業の概要によると、国内にある宿泊施設数は78,898施設で、そのうちホテルが9,879(客室数834,588)、旅館が41,899(客室数710,019)、 簡易宿所が26,349、下宿が771となっています(平成27年3月現在厚生労働省「衛生行政報告例」)。市場規模は2.84兆円に(平成25年 日本生産性本部「レジャー白書」)。
■宿泊業の市場規模推移
出典: 官公庁
直近10年で旅館は29%減と減少する一方、ホテルは5%増となっており、客室数ともに増加。また、東京・大阪エリアの客室不足等を背景に、外資系ホテル、異業種からの参入・新規出店拡大もあり、競争は激化しています。
国内人口は減少傾向にあるものの、インバウンド宿泊需要により大都市を中心に高稼働率を維持しており、足元のマーケットは活況を呈しています。
国内最大級のホテル・レジャー事業を展開する、西武グループの中核企業
今回は、ホテル業界のなかでも、西武グループの基幹事業であるホテル・レジャーを担う、プリンスホテルについて紹介していきます。
日本最大級のホテルチェーンで、国内外74ヵ所に展開。総客室数は21,000室を超え、総売上高は1,905億円に上ります。
ホテル業では、主に大都市圏の中心商業地域やターミナル、その周辺地域に拠点を有していることに加え、大規模宴会場を9ホテルに設けており、宿泊サー ビス以外にも、会議やパーティーなど様々な宴会サービスの提供ができることが強みとなっています。
また、プリンスホテルはホテル業だけにとどまらず、「川奈ホテルゴルフコース」「久邇カントリークラブ」などのゴルフ場や、「富良野スキー場」「苗場スキー場」などのスキーリゾート、品川プリンスホテル内の「マクセル アクアパーク品川」、湘南のプールリゾート「大磯ロングビーチ」など、レジャー・スポーツ・アミューズメント施設を数多く運営。
国内外で多様なホテルとレジャー施設を数多く展開し、この領域で日本最大の事業規模を誇っていること、さらに、ビジネスからレジャーまで幅広い層のお客さまに質の高いサービスを提供しているということも強みの1つです。
積極的なグローバル展開で「日本のプリンスホテル」から「世界のプリンスホテル」へ
プリンスホテルの目指す姿は「総合力でNo.1のチェーンホテル」となること。総合力とは、「売上」「収益力」「顧客感動度」「グローバル展開力」の4つを指し、それら全ての領域においてNo.1を目指しています。
■プリンスホテルの目指す姿
出典: プリンスホテル
国内ではプリンスホテル、「ザ・プリンス」、「グランドプリンスホテル」「プリンス スマート イン」という4ブランドを、海外では「The Prince AKATOKI」をはじめとした5ブランドと、富裕層をターゲットとするなかでも、さらにきめ細かな客層のニーズに応えたホテル展開を行っています。
さらに、新たな事業領域を開拓すべく、これまでにないチャレンジを開始しています。オーストラリアを中心に25ホテルを展開するStay Well Hospitality Group Pty Ltd を子会社としたことを機に、グローバルな開発・運営のノウハウを活用しグロ ーバル展開を推進。
グローバル企業としての地位を確立し、日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテルへと飛躍する目標を掲げています。
この海外戦略では、もはや日本の観光客を狙ってはいません。今後、企業の成長を促すのは間違いなく海外マーケットであり、インバウンド集客だけでは限界があります。積極的に新たな一歩を踏み出したプリンスホテルの今後の動向にさらなる注目が集まるでしょう。
プリンスホテルの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
ホテル業界の株式会社プリンスホテルは、西武グループの中核会社で、国内ホテル・レジャー業界で最大級の事業規模を誇ります。国内外74ヵ
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2024 en-japan inc. All Rights Reserved.
サービス・インフラ
サービス・インフラ
流通
メーカー
{{article.title_chip}}
人気記事
NEW
サービス・インフラ
メーカー
メーカー
サービス・インフラ
{{article.title_chip}}
人気記事
NEW