株式会社IHIの戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
株式会社IHIを就職活動の観点から企業研究
1853年の創業時は石川島造船所。大手三大重工メーカーの一角として船舶・海洋事業を中心に成長を続け、現在は、「資源・エネルギー・環境」「社会基盤・海洋」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で世界に事業展開。なかでも、「回転機械技術」に特徴を持つ航空・宇宙事業が強みなことで有名な重工業界の株式会社IHIに関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
◆ TOPIC
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民間航空機市場規模、今後20年間で15兆ドルまでに拡大
ボーイング社が発表した、「2018年民間航空機市場予測(2018 Commercial Market Outlook, CMO)」によると、旅客数の増加と新しい航空機への代替需要を背景に今後20年間の新造機需要は機数ベースで4万2,730機、金額ベースでは6兆3,000億ドルになるとのこと。
さらに、新造機の需要増加に伴い、機体整備、部品供給および航空エンジニアリングなど航空機運航に欠かせないサービス市場は、今後20年間で8兆8,000億ドル規模になると見込んでいます。
結果、年4.2%の成長率が期待されるサービス市場と、民間航空機市場を合わせた航空機・サービス市場は、今後20年間で15兆ドルまでに拡大すると予測されます。
新造機の納入先を地域別で見ると、アジア・太平洋地域が、新造機納入数は全体の40%、サービスは全体の38%を占め、今後20年にわたって中国を含むアジア市場が引き続き牽引すると予測しています。
ジェットエンジン、ターボチャージャーで世界をリードする、老舗重工メーカー
今回は日本における大手三大重工メーカーの一角である、IHIを紹介していきます。
1853年、石川島造船所として創業したIHI。船舶・海洋事業を中心に成長を続け、高度経済成長の時代には、数々の大型機械製品を製造。電力、鉄鋼、化学など日本の基幹産業の発展に貢献しました。「技術をもって社会の発展に貢献する」「人材こそが最大かつ唯一の財産である」という経営理念を掲げています。
現在IHIは、「資源・エネルギー・環境」「社会基盤・海洋」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で世界に事業展開しています。なかでも、1980年代に進出した航空・宇宙事業が強みとなっており、現在では航空エンジンが主力事業に成長。同社における売上高比率で34%、営業利益の80%以上(601億円)を稼ぐ領域となっています。
また、グローバルな事業展開にも注力し、1995年に17%だった海外売上高比率が2018年度には48%まで上昇しています。
そんなIHIの特徴は、製品を作るために使われる回転機械、溶接、機械加工、配管などの生産技術。1962年から3年間、世界一の建造量を誇った造船技術から脈々と引き継がれてきたものです。
造船、蒸気タービンをルーツとして培った「回転機械技術」はIHIの大きな強みとなっており、現在、「回転機械技術」を用いたジェットエンジン(独自の設計開発・製造技術で世界をリード)、ターボチャージャー(主要4大メーカーの1つ)は同社の業績において大きなけん引役となっています。
エンジニアリング力で、豊かさと安全・安心を提供するグローバル企業へ
IHIグループがビジョンとして掲げ目指すのは、21世紀の環境、エネルギー、産業・社会基盤における諸問題を、ものづくり技術を中核とするエンジニアリング力によって解決し、地球と人類に豊かさと安全・安心を提供するグローバルな企業グループとなること。
なかでも、情報化社会の高度化に対応し、ICT技術を活用した製品付加価値の向上にも注力していく方針。多様化するお客様のニーズに対応していくために、グループ共通機能として以下の3つの統括本部を設置し、事業間の連携強化に取り組んでいます。
・事業と事業をつないで提案力を高める「ソリューション統括本部」
・製品・サービスとICTをつないで情報化を促進する「高度情報マネジメント統括本部」
・グローバル市場とIHIグループをつなぐ「グローバルビジネス統括本部」
同社のコーポレートメッセージである「Realize your dreams」には、世界中の人の夢を1つでも多く叶えたいという想いが込められているそう。その実現のために持続的な成長と企業価値の向上に取り組み、世の中や社会から信頼される企業グループになることが期待されています。
IHIの戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
重工業界の株式会社IHI、1853年の創業時は石川島造船所でした。大手三大重工メーカーの一角として船舶・海洋事業を中心に成長を続け、現在は
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
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