ひねくれ平凡大学生によるガムシャラ就活体験記(3)
はじめに
※前回までの記事はこちら
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3年生の12月 ―いざ、就活解禁
激しい激しいクリック戦争の幕開けです―――と言いたいところですが、そのような状況に陥るのはごくごく僅かな企業のみです(大手広告代理店とか・・・)
大抵の場合は徹夜して根詰めてまでマウスを握り続けなくても、きちんとセミナー予約できます。
なので、とっとと寝て、それなりの時間に起きてから、ディスプレイに向き合うので十分間に合います。
世の中には何万社もの企業があります。
その中からどのようにして志望企業を絞っていくか、悩む人も多いと思います。
ひねくれ者かつプライドの高い私は、以下の観点で選択していきました。
(1)絶対に転勤しない
ここで言う転勤とは「転居を伴う転勤」のことです。つまり全国転勤のことです。
東京で生まれ育ち、大学まで都内の学校に通い続けた私にとって、こんなにもインフラが整っている東京をわざわざ捨て、右も左も分からない外様の地に行くリスクを背負ってまで仕事をしたくないと思っていました(地方出身の方ごめんなさい)
また大学までの学校選びも、そこで何をしたいかより、どこのキャンパスに通うかという点を重視していたため、自分にとって「勤務地」は絶対に外せない条件だと思い至りました。
(2)大手志向
できるならば、沢山の人が名前を知っている大手企業に行きたいと考えていました。
それは、誰もがフラットな状態で大手企業にチャレンジできることこそ、新卒採用の一番の特権だと思っていたからです。
インターネット等で調べても、大手企業はファーストキャリアでなければなかなか入社できないという情報を多く目にしました(結局は入社後の自分次第だとは思いますが)
このような理由から、わざわざ就活をすると決断したのだから、せっかくならば大手に行きたいという、いわゆる「大手志向」の就活生になりました。
(3)初任給20万以上
これはあくまで欲を言えばでしたが、初任給はこれくらい欲しいなと考えていました。
これは、就活体験記(1)で述べた「正社員になる」ことの意義と関連します。
私のアルバイト先はチェーン店でしたがそこそこ時給がよく、シフトの融通の利きやすいところです。
そこを辞めてまで、週5で1日8時間きっちり拘束される生活を送ると決意したからには、アルバイトをフルタイムで働くより良い待遇が欲しいと思うようになりました。
そこで出てきたのが「20万円」という基準です。
これだけ対価としていただけるのならば、正社員として仕事をする意義もモチベーションも見出だせるのではないかと思い、この基準を定めました。
以上の3つの観点から導き出した業界が、この2つでした。
・IT業界(特にSIer):B to B事業であるため、本社機能の集中している東京が勤務地のほとんどである。
・金融業界:(3)の条件は満たさない企業が多いが、エリア限定職種が用意されている。また、福利厚生も良い。
ということで、IT業界と金融業界の2つにほぼ業界を絞って、合説やセミナー等に参加していきました。
お分かりの通り、私の選社軸はとても現実的でした。夢も希望も向上心も感じられません。
でも、自分なりに絶対に譲れない観点はきっちりと持っておいた方がいいと思います(それが自分の夢や成し遂げたいことでもいいですし、私のような観点でもいいですし)
かっこいいことを語る必要はないので、自分に素直になって考えてみるといいですよ。
3年生の1月 ―面接と自己分析
と同時に、人材業界等の選考の早い企業を受け始めたり、Irootsのサービスを利用したりしてベンチャー企業の方とお話しをする機会を設けたりしました。
これには2つの理由があります。
(1)面接の練習
サマーインターンシップの経験から面接に不安を感じていたため、とにかく場数を踏んで慣れようと思いました。
もともと笑顔と声の大きさには自信があったのですが、早口になる傾向があったため、ゆっくりと落ち着いて、でも感情を込めて話せるように心がけました。
また、結論から先に述べ、簡潔に答えるという点も意識しました。
(2)他己分析による自己分析
自己分析のやり方にはいろいろあると思いますが、私は机に向かってまじまじと自分の過去を遡っていく作業に意義を見い出せませんでした。
というのも過去の記憶など曖昧で自分で補正をかけているし、そもそもそんなにビッグイベントなんて経験していない、と思っていたからです(ひねくれていますね)
それだったら社会人の方は私に対してどのようなことを知りたいのか聞いてもらった方が、自分のアピールすべき点がどこか分かるのではと思い立ったのです。
この方法は(労力は使いますが)とても有効だったと感じています。
以上のような理由から、「沢山の社会人と話す」ということを一貫して続けていました。
これにより自分自身のことはある程度語れるようになりました。
でも、何故か、選考の結果は伴いませんでした。
「まぁ、所詮練習だし、いいか」と思い、そのままやり過ごしてしまったことが、後に大きな痛手となるのです・・・。
3年生の2月 ―利用できるものは積極的に利用する
2月になり、ES提出ラッシュに入りました。 年内にESの原案を書き上げていたため、少し手を加えるだけで提出できる状態になっていました。 な
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