本田技研工業の企業研究
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2018年12月03日更新
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本田技研工業の企業研究

Honda Motor Co., Ltd.

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はじめに

今回ご紹介するのは、二輪車で世界首位を誇ることで有名な本田技研工業

この記事を読んでいる方の中には、本田技研工業への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。

会社概要(平成28年10月12日現在)

商号本田技研工業株式会社
(Honda Motor Co., Ltd.)
発足1948年(昭和23年)9月
代表者八郷 隆弘
従業員数連結208,399名 単独22,399名(平成28年3月末現在)
本社東京都港区南青山2-1-1
売上高連結14,601,151百万円(平成28年3月期)
一人当たり売上高約7,000万円(連結 平成28年3月期)
営業利益連結503,376百万円(平成28年3月期)
初任給修士了/239,500円 学部卒/213,500円(事務系職、平成27年度実績)
平均年収768万円(平成27年3月31日現在)
「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!
ここでは本田技研工業の経営理念や同じ自動車業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある自動車業界会社の中で、なぜ本田技研工業なのか?」という質問への対策を考えましょう。

本田技研工業について深く知るために、まずは本田技研工業の基本理念を確認しましょう。そこから本田技研工業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

本田技研工業の基本理念は、以下の通り。
『私たちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす』
出典: 本田技研工業「社是」

また、基本理念として「人間尊重(自立、平等、信頼)」、「三つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び)」を掲げています。 ここから分かるポイントは、「自立」「信頼」「喜びの共有」の3点。
本田技研工業は創業以来、これらを含む「Hondaフィロソフィー」を企業行動の基本とし、働く一人ひとりが主体者として実践し続けるよう努めています。そのため求めているのは、働く上で主体性をもって行動し、結果に責任を持つことができる自立した人。互いを尊重し信頼し、喜びを共有できる人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上でみなさんがアピールすべきことは、以下の3点です。
・主体的に行動し、組織をまとめた経験
・相手との信頼関係を築くために工夫していること
・仲間と喜びを分かち合った経験



次に、自動車業界の中で本田技研工業と競合会社とを比較してみましょう。
今回は、次世代のエコカー開発に力を入れるトヨタ自動車と比較してみます。

はじめに、それぞれの事業内容を見ていましょう。 ホンダの事業は主に4つで、二輪事業、四輪事業、金融サービス事業、汎用パワープロダクツ事業にわかれています。主力の四輪事業では、近年国内のフルモデルチェンジや新車投入で国内販売台数が増加傾向にあり、積極的に国内マーケットシェアを開拓しています。また世界首位を誇る二輪事業ではアジアにおいても良い傾向を見せており。主に人口が多いインドのマーケットが開拓されているので、まだまだ需要はありそうです。多様な自動車メーカーが海外進出を窺っているなかで、四輪国内市場を更に強化する方針も見られています。
対するトヨタは四輪事業の他、住宅、金融、IT、バイオ等分野も展開しており、ホンダとは異なり二輪製造を行っていません。中核の四輪事業では世界首位を誇り、近年ではエコカーに注力しています。また平成28年10月には、エコカーや自動運転といった先端技術分野において、スズキとの提携を視野に入れていることを発表しています。これが実現すれは、自動車業界は実質ホンダ、トヨタ、日産の3陣営に集約されることになります。

さらに、両社の財務状況を見ていきましょう。 ホンダの平成28年3月期売上高は、連結14,601,151百万円(前年比9.6%増)、営業利益は連結503,376百万円(前年比24.9%減)となっています。また前年の平成27年3月期においても増収減益となっており、為替換算による売上収益が減少したものの、四輪事業や金融サービス事業で増収となっています。 対するトヨタの平成28年3月期売上高は、連結28,403,118百万円(前年比4.3%増)、営業利益は連結2,853,971百万円(前年比3.8%増)となり、平成27年3月期も同様に増収増益を記録しています。金融事業では減益となりましたが、やはり自動車事業は強く増収増益となっています。

最後に、近年の業界のトレンドも見ておきましょう。
主要10社を対象とする自動車業界の平成25~26年の業界規模は、60兆3,720億円です。平成24年以降は増加傾向となっており、アベノミクスの影響もあり、多くの企業が海外進出する自動車業界においては追い風だと思われます。また北米市場においては特に好調であり、アジアなど新興国の市場と共に堅調に推移しています。今後はインド、ロシア、アジア諸国における自動車市場の更なる拡大が見込まれており、業界は長期的に拡大傾向にあると思われます。一方、国内消費ではまだまだ先行き不透明な状況が続いており、動向を左右するTPP交渉にも注目が集まっています。

「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!

ここまでホンダについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。
選考フロー
事務系、技術系職
(1)アプリケーションシート受付(1回目)、適性検査(SPI)
(2)書類選考
(3)アプリケーションシート受付(2回目)、適性検査(SPI)
(4)選考会、内々定
エントリーシート
過去のES出題例は、以下のとおり。

「あなたがこれまでに直面した困難な経験は何ですか。」
「その時あなたが「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて記入してください。」
「仕事を通じて、あなたが成し遂げたいことは何ですか。」
「その根底にある想いや、成し遂げる場としてHondaを志望する理由を教えてください。」
「これまでの記述に加えて、あなたが伝えたいことなどがあれば自由に記述/表現してください。」
「あなたが思う自分らしさとは何ですか、またそれがわかる取り組みは」
「あなたが将来実現したいことは またその実現の場としてHondaを志望する理由は」
「これまで頑張ってきたこと」
「ホンダに魅力を感じること、共感すること」
「志望動機」
「学生時代、最も情熱を注いだ学問」


エントリーシートは出題数が多いようですが、回答に困るものはないと思われます。総合して志望動機や志望度がわかり、人物観察に適した出題です。各出題には丁寧に答え、具体例を用いるなど極力わかりやすい内容となるよう心がけましょう。
面接
過去の出題例は、以下のとおり。

「なぜホンダなのか」
「ホンダで何がしたいのか」
「ホンダで活かせる自分の強み」
「志望理由」
「辛かった経験、嬉しかった経験」
「今後の抱負」
「研究内容」
「学生生活で頑張ったこと」

面接では、「なぜ他社ではなくホンダなのか」という質問を必ず聞かれるようです。この業界を選んだ理由やホンダを選んだ理由を明確に述べられるよう、あらかじめ時間をかけて志望動機を準備しておきましょう。
また、「辛かった経験」では、それを乗り越えた過程が重要です。困難や失敗を乗り越え達成した経験があれば、自分なりの克服方法を積極的にアピールしましょう。

「競合他社」の企業研究記事もチェックしてみよう!

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