銀行業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、銀行業界。

「ダイヤモンド就活ナビ」でも、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループなど...いくつもの銀行が名を連ね、男女共に人気が高い業界です。「業界ランキング」でも「高利益率」で4位、「総資産額」「経常利益」で2位、「労働者数」が11位、「勤続年数」が18位、「平均年収」が26位と、銀行だけにさすがお金の面では強い結果となっています。

この記事では、以下の3つの角度から銀行業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【銀行業界の事業内容】
銀行法上では普通銀行、長期信用銀法上では長期信用銀行をいいます。中央銀行や特殊銀行、協同組織金融機関は含みません。民間銀行では株式会社形態のタイプと、相互形態のタイプと分かれます。株式会社形態では営利法人として対外的に銀行業務をおこない、普通銀行や長期信用銀行、株式会社商工組合中央金庫がそれにあたります。相互形態では相互扶助を目的とした中間法人として、会員や組合員向けの融資業務をおこない、協同組織金融機関がそれになります。
銀行がおこなう業務とは、金融仲介・信用創造・決済機能の3つをいい、つまりは預金・融資・為替になります。なかでも基本となる業務は、預金通貨の安定を図ることです。その安定が揺るがないように、金融庁などの銀行監督当局が定期検査を通じてチェックしています。

【他業界との比較】
高利益率・総資産額からみても、銀行はトップクラスの順位を示しています。まさに日本の経済を支える存在といえます。銀行の上をいくのは消費者金融と、お金を扱うという意味では同じ業種となっています。他にはレジャー施設や二輪車・バイクがあり、どれも生活に密着しているものとなっています。
お金を貸すことを主な業務としている消費者金融と勤務状態を調べてみると、労働者数も勤続年数も銀行業の方が上となっています。同じお金を扱うとはいえ、その労働環境の違い、そして業務の違いからの差が見えてきます。

【銀行特有の職種】
・個人向け新規開拓営業
・個人向けルート営業
・法人向け新規開拓営業
・法人向けルート営業
・トレーダー・ディーラー
・融資

【銀行業界の主な企業】
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングスなど

銀行業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

（1）お金に強くなる
毎日扱っているだけに、お金の...つまりは世の中の経済状況などがリアルタイムで感じることができます。

（2）資産運用に強くなる
銀行は資産を有効に活用する術に長けています。それを間近でみることができ、自分の資産運用にも活用することができます。

大手の有名銀行は株高からも堅調な業績に。最近ではグローバル化がすすみ、海外展開が急ピッチでおこなわれています。 バブルが崩壊後は