広告業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、広告業界。
「ダイヤモンド就活ナビ」では、電通やサイバーエージェント、アサツーディ・ケイなどの企業が、文系の男女から挙がってきています。「業界別ランキング」では、「業界規模」が49位、「伸び率」が42位と、あまりパッとしない結果となっているものの、販売促進ツールとしての需要は健在であることがその数字から読み取れます。
この記事では、以下の3つの角度から広告業界への理解を深めていきます。

• 業界概要
• 業界の魅力
• 業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

• 【事業内容】
  広告の仕事は、いくつかの業態にわかれておこないます。マーケティング戦略に基づいた広告活動を計画・作成するプランニング。商品や企業を宣伝するためのテレビコマーシャルやラジオコマーシャル、新聞・雑誌・ポスターといったグラフィック広告、カタログ・POPなどの販促ツール、Webサイトなど...ネーミングやコピーライターとしての役割をもつクリエイティブ系。書籍や雑誌等といった出版物を企画・制作するマスコミや編集や営業。商品やサービス、企業などの情報をメディアに広告出稿などを通じて発信する宣伝、情報発信から企業イメージなどを確立・維持する広報...など、多岐にわたります。
• 【他業界との比較】
  広告は新聞やテレビ、インターネットなどを媒体としているものであり、企業にとっては欠かすことの出来ない販売促進ツール。ただ、だからといって力を100％入れることもないものですから、「業界規模」としてはまぁまぁの数字になっています。売り上げ的にも、その時代の景気が左右する事からも、そう高い利益率を出しているわけでもないようです。
  近年では成長も目覚しいインターネットによる広告は大事な収入源となっていることから、ランキング内での数字が気になるものとなっています。インターネットの「伸び率」は3位となっていることからも、ますますWeb広告の重要性が高まってきているといえます。
  逆に新聞の購買者数が減ってきていることが気になるもの。こちらへの広告がどのような変化をみせていくのか...デジタル化が進んでいるだけに気になるところです。
• 【業界特有の職種】
  ・編集・制作
  ・法人向け新規開拓営業
  ・法人向けルート営業
  ・調査・マーケティング
  ・記者・ライター
  ・デザイナー
• 【主な企業】
  電通、博報堂ＤＹホールディングス、アサツーディ・ケイ、サイバーエージェント、オプトなど

広告業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

• 達成感がある
  広告は、モノつくりの一つでもあります。いろんな想いが込められている商品やイベントなどを人々に伝える広告を作っていくのですから、多くの人から反響があったときは喜びもひとしおです。
• アイデアを生かせる
  ただ載せればいいだけでなく、人々の目につくように、心に残るような広告作りが要求されます。アイデアや趣向、分析力などが試されます。

金融危機などで落ち込むものの、政権交代による影響から回復の兆しが。特にインターネットによる広告が需要を伸ばしています。 広告業界での