日本ロレアル株式会社（L'ORÉAL PARIS）の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

化粧品業界の日本ロレアル株式会社に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動目線から企業研究しました。
下記３つのトピックに分けてご紹介します

◆ TOPIC
• 成熟した国内化粧品市場と、期待される高機能化粧品市場
• アジアを牽引する日本ロレアルの強み、事業展開とは？
• 女性の活躍を支援！日本ロレアルの積極的な取組みと今後

日本ロレアルの働き方／年収／選考対策情報はこちらの記事へ

国内化粧品業界は、平成25年からインバウンド消費が拡大し急激に伸びましたが、平成27年以降は円高の影響もあり停滞期へ突入。低価格化粧品の人気や、少子高齢化による需要減少が不安材料となり、今後は不透明な状況が続くものと考えられています。

出典： 「プレスリリース全文（PDF）」https://www.yano.co.jp/press/pdf/1601.pdf 化粧品市場に関する調査を実施（2016年）‐市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

日本における化粧品とは、頭髪用、皮膚用、仕上げ用、香水のほか、サンケアや浴用といった特殊用途分野など様々です。企業もこれら多様な分野で商品の多角化に取り組む傾向にあり、市場ニーズの見極めによる的確なトレンド発信が重要になっています。
近年の業界の注目は、科学的知見に基づいて開発された高機能化粧品です。これには異業界からの参入も相次ぎ、富士フィルムの抗酸化技術、味の素のアミノ酸、江崎グリコのグリコーゲンなど、独自技術の応用で市場を活性化させています。

日本ロレアルの強みの一つは、130カ国で主要32ブランドを展開する世界No.1の化粧品メーカー、ロレアルグループの一員であること。その中でも、日本ロレアルはアジアで唯一、基礎研究および評価が可能な施設を備えており、開発技術の高さで知られています。
技術力の高さを誇る化粧品の一つが、特許技術で一世を風靡したランコムの「フォトジェニック ジェル」です。さらに、アンチエイジングやヘアケア分野でも有効成分の開発に成功しており、業界注目の皮膚科学や調剤を応用した化粧品開発も積極的に行っています。 また、多くのブランド展開と、各分野における幅広いニーズを満たす豊富なラインナップも大きな強みであり、日本ロレアルは、日本における外資系化粧品メーカーの中でも売上高首位を誇ります。
また、日本ロレアルの競合他社としては、 資生堂 、 花王、カネボウ化粧品などが挙げられます。

これまで日本ロレアルでは、理系女子啓発活動やシングルマザーの正社員雇用など、女性の活躍に非常に熱心に取り組んできました。また、ロレア�