【企業研究】株式会社経営共創基盤の戦略・強み・弱み・競合他社情報まとめ

経営共創基盤は企業再生のスペシャリストとして有名な代表取締役CEO を頭に、元産業再生機構のメンバーが設立した日系戦略コンサルティングファーム。ハンズオン型コンサルティングに強みがあるコンサルティング業界の株式会社経営共創基盤に関して、戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。

下記４つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 2021年には8,238億円規模に。国内コンサルティングサービス市場
• 企業価値の向上を実現する！独自のハンズオン型コンサルティング
• 日本や世界の未来を担う人材のプラットフォームを目指して
• 株式会社経営共創基盤の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ

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IT専門調査会社 IDC Japan が公表した、ビジネス・ITコンサルティングで成る「国内コンサルティングサービス市場」によると、2016年の同市場規模は前年比4.8％増の6,792億円。

コンサルティングサービス市場の中でも、ビジネスコンサルティング市場の支出額は、前年比7.0％増の3,625億円ととりわけ高い成長に。企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）支援を中心に需要が継続しており、高成長を支えていると見られています。

サービスセグメント別では、戦略、財務／経理、業務改善、組織／変革、GRC（ガバナンス、リスク、コンプライアンス）などほぼ全領域で、前年比6％超えの成長を遂げています。

一方、コンサルティングサービス市場の中でも、デジタル関連コンサルティング市場の支出額は前年比40.3％増と非常に高い成長率で拡大し約1,200億円の市場に。

経営層にDXの認識が広がったこと、現場側でも新たな事業モデルや生産性向上のためにデジタル技術の活用が不可欠となった今、全てのビジネス領域で支援コンサルティングの需要が高まっています。

2017年以降も高成長を継続すると予測されるデジタル関連コンサルティング市場は、2016年～2021年の年間平均成長率23.8％で拡大し続け、2021年の支出額は3,484億円に達するとIDCでは予測しています。

以上のような背景から、国内コンサルティングサービス市場における2016年～2021年の年間平均成長率は3.9％と予測され、2021年には8,238億円規模の市場になると見られています。

出典： ～「デジタル」が全てのビジネス領域に浸透～国内コンサルティングサービス市場予測を発表　2017年5月22日

経営共創基盤（以下、IGPI）は、ボストンコンサルティンググループや、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画しCOOに就任した、現IGPI 代表取締役CEOである冨山氏らが中心になって設立されました。

富山氏は、パナソニック社外取締役、東京電力ホールディングス社外取締役のほか、経済同友会副代表幹事、財務省財政制度等審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者、内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員など様々な要職を兼務し、特に産業再生機構での実績から企業再生のスペシャリストとして知られています。

このように経験豊富でプロフェッショナルな富山氏が立ち上げたIGPIは、どのような特徴を持ったコンサルティングファームなのでしょうか？

欧米の伝統的なプロフェッショナル・ファームは、事業面を支援する「戦略コンサルティング・ファーム」、財務面を支援する「投資銀行」、そして、資金の出し手として「プライベート・エクイティ・ファンド」などが分業してサービスを提供しています。

しかしながら、現代における経済社会の新たなフェーズにおいては、これらの機能を一気通貫で提供することが求められているのではないか、という問題意識のもと、IGPIという新しい業態の会社が発足しました。

IGPIの最大の強みは、事業面や財務面の戦略の立案だけではなく、戦略の実行支援としてクライアントの現場に常駐し協業する「ハンズオン」という支援スタイル。IGPIプロフェッショナルが経営の最前線にプレイヤーとして飛び込む戦場は、グローバル大企業、地方の中堅企業、海外企業、ベンチャー企業や公的機関など様々です。

出典： IGPI流支援スタイル｜About｜経営共創基盤（IGPI）｜新卒採用｜学生向け情報

また、経営共創基盤の競合他社としては、ドリームインキュベータが挙げられます。

コンサルティングファームとして、クライアントの企業価値向上などに取り組む IGPIですが、さらにもう1つ重要な役割を担っています。それは、同�