生保・損保業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、生保・損保業界。

男女共に人気がある業界。「ダイヤモンド就活ナビ」では、東京海上日動火災保険や第一生命保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン・日本興亜損害保険など...数々の大手生保・損保会社がランクインしています。「業界ランキング」では、損害保険が「総資産額」6位、「平均年収」４位、「勤続年数」38位、「伸び率」31位といった結果になっています。

この記事では、以下の3つの角度から生保・損保業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【事業内容】
保険は万が一の事態に備えるためのものです。大きくわけると生命保険と損害保険とあるわけですが、生命保険は「人」に関る保険であり、損害保険は「モノ」に関しての保険となります。
生命保険とは、家族の誰かに万が一の事があった際に、残された遺族が生活できるようにある程度のお金を確保しておくものです。たくさんの人が公平に保険料を納め、もしもの際に経済的に助け合う...相互扶助から成り立つ死亡保険。他には、病気や怪我などの際の医療保険、医療特約、ガン保険、介護保険、将来かかるであろう資金を準備するための年金保険や養老保険、学資保険、子ども保険などがあります。
損害保険は、交通事故や火災、地震、風水害など...「モノ」に対して被害を受け、必要とする費用を補償するものです。車を対象とした自賠責保険や自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険など...その扱いは、ありとあらゆることを対象としています。

【他業界との比較】
生命保険・損害保険共に、時代に合わせた保険の選び方というのがあります。万が一の事から生活を守るためのものですから、さまざまなニーズに答えられるようにできているのです。そういったことからも、「伸び率」が高いのは当然とはいえば当然。常に進化している点では、アパレルや教育、飲食業界などと似ているのかもしれません。
保険にかかる1ヶ月当たりの費用は、安いものから高いものまでさまざまです。より充実させたいと思うのであれば、保険料はグンと高くなります。また、そう頻繁に利用するものではありませんので、利益率も高いものといえます。そういった背景からも、「平均年収」は高いものとなっています。総合商社・テレビ・通信に次いでの順位となっており、その下には携帯電話やビール、電力業界があるのです。

【業界特有の職種】
・個人向け新規開拓営業
・個人向けルート営業
・法人向け新規開拓営業
・法人向けルート営業
・アクチュアリー
・商品企画・プランニング
・営業推進・販売促進

【主な企業】
東京海上日動火災保険や第一生命保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン・日本興亜損害保険など

生保・損保業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

（1）万が一に備える力が強くなる
もちは餅や...という言葉からも、保険に強くなります。自分に必要な保険がなんなのか、どのように選択していったらいいのか、おのずとわかるようになります。

（2）保険の見直しがしやすい
保険は時代にそってそのニーズが変化してきます。ですから見直しが必要となるのですが、現場にいるだけに最新の保険に詳しく、見直しも効率的におこなえます。

生命保険・損害保険は、時代のニーズにそって変化していきます。近年における自然災害の発生率の高さからも、それに適した内容の保険に対し�