放送業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介するのは、放送業界。

「ダイヤモンド就活ナビ」では、テレビ朝日やフジテレビジョン、日本テレビ放送網、日本放送協会（NHK）、TBSテレビなど、大手のテレビ局を中心に名前が挙がっています。「業界別ランキング」では、「勤続年数」が14位、「平均年収」が2位と、他の項目ではいまいちパッとしないのに、この部分では抜きん出た数字となっています。それだけ、働きやすい職場であるということがわかります。

この記事では、以下の3つの角度から放送業界への理解を深めていきます。
（1）業界概要
（2）業界の魅力
（3）業界動向

この項目では、業界の事業内容や他業界との比較、業界特有の職種、そして業界に属する主要企業について解説します。

【事業内容】
放送業界とは、音声や映像、文字などの情報を電気通信技術などを使って、多くの人に発信する仕事です。いわゆるテレビを中心とした業務の事をいいます。
テレビ局で放送されている番組は、そのすべてをテレビ局内で制作しているわけではなく、局外の番組制作会社に依頼して頼んでいる例も多くあります。制作会社の協力がないと、なかなか成立しにくいものとなっているのです。
この制作会社には、放送局の傘下に属しているところもあれば、まったく関係ない独立している会社もあります。得意とする制作分野に応じて、社員数や経営形態も変わってきます。また、この他にも制作に必要な技術、美術などの専門分野での協力を主とする会社、フリーのディレクターを派遣する会社、CMやWebコンテンツの制作などをおこなっている会社と、その業種は細かく存在しています。

【他業界との比較】
特に秀でているのは、平均年収です。総合商社に次ぐものとなっており、その次を通信業界が続いています。また、勤続年数が長いことからも、職場的にやりがいのある場所といえそうです。華やかで最新のトレンドをつかんでいるだけに、多くの人を惹きつける魅力をもっていることもあり、長く続ける人が多い傾向にあるようです。
そして、近年のブロードバンドの発展からもその境界線が曖昧になってきている通信業界と放送業界では、業界規模や総資産額、経常利益などで通信業界に押されている傾向が強くみられます。Web広告が急速に広がりつつあることなどが影響しているのかもしれません。

【業界特有の職種】
・編集・制作
・法人向け新規開拓営業
・法人向けルート営業
・アナウンサー

【主な企業】
テレビ朝日やフジテレビジョン、日本テレビ放送網、日本放送協会（NHK）、TBSテレビなど

放送業界で働くやりがいや魅力としては、主に以下の2つが挙げられます。

（1）流行に強い
時代の流れをいち早くキャッチし、それを番組制作に活かさなければいけないので、常に最新のトレンドには敏感になっているといえます。

（2）さまざまな業種の人との出会いがある
企画によっては取材も必要となるだけに、放送業界以外の人とも触れ合える機会がおおくあります。

近年、広告収入において回復の兆しがみられるように。業界内では構造的な変化が起こっていることからも、放送と通信のあり方が問われるよう�