株式会社ポーラ（POLA）の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

質の高いカウンセリングの提供を目指し、「ビューティーディレクター」を通じた対面販売に力を入れる化粧品業界の株式会社ポーラに関して戦略・強み・弱み・競合他社について就職活動の観点から企業研究しました。
下記3つのトピックに分けてご紹介します。

◆ TOPIC
• 異業界からの参入で競争が激化！海外展開を加速させる化粧品業界
• ポーラの多様な事業展開と、安定した需要を持つ主力分野
• アジアを中心に海外進出。国内での研究開発にも注目！

ポーラの働き方／年収／選考対策情報はこちらの記事へ

平成25年頃の化粧品業界は、訪日外国人によるインバウンド消費が拡大し急速な伸びを見せていました。しかしながら、平成27年以降は円安・元安が影響し爆発的な伸びは収束し、平成27～28年の市場規模は2兆1,516億円となっています。

出典： 業界動向サーチ「化粧品業界の現状と動向」

近年の消費者ニーズは、高機能かつ低価格な化粧品です。中でも高機能化粧品分野には異業界からの参入が相次いでおり、富士フィルムの「アスタリフト」をはじめ、味の素やサントリー、江崎グリコも独自の技術で化粧品開発を進めています。
異業界の参入で競争が激化する中、国内では少子高齢化による需要減少が進み、インターネットの口コミサイトやSNSの普及により、化粧品に対する消費者の目もより一層厳しいものとなっています。これを受け、企業は将来を見据えた海外展開を加速させています。

ポーラの特徴といえば、全国に約5万名在籍するビューティーディレクター（訪問販売員）であり、ここが一つの強みと言えます。近年では店舗展開にも力を入れ、スキンケアから健康食品、美容サロン取扱いブランド、ホテルアメニティと、様々な分野を展開しています。 主力のスキンケア分野では、高品質にこだわったエイジングケアおよび美白化粧品に力を入れています。近年、このような高機能化粧品へのニーズが高まっており、高単価でも安定した需要が見込まれています。ポーラの化粧品が高額でも売れる理由の一つは、高度な研究開発にもあります。 ポーラは2016年よりブランディング戦略を始動しており、厳しい市場環境のもとポーラブランドのより一層の強化を図っています。2016年12月期、ポーラの売上実績は1,161億円（2016年12月期）。ポーラ・オルビス全体としては2,147億円の売上高となり、国内化粧品ランキング4位につけています。
競合他社としては、資生堂、 花王などが挙げられます。

海外展開が加速する業界にあって、ポーラもまたアジア圏を中心に事業を拡大させています。2016年12月現在、商品販売およびエステ事業は海外9の国

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