【企業研究】野村総合研究所の戦略・強み・弱み・競合他社情報まとめ

野村総合研究所を就職活動の観点から企業研究
-
◆ TOPIC
- 金融・流通に強い日本初の民間シンクタンク
- コンサルティングから具体的なビジネス創出までを支援できる事業内容
- ビジネスIT 戦略で、顧客と新しいビジネスを生み出す

金融・流通に強い日本初の民間シンクタンク
成り立ちに関わる野村證券に加え、セブン&アイホールディングスが二大顧客であることから、金融関連や流通関係に特に強みを持っています。2017年3月期決算では全売上高4,245億円中、16.9%(716億円)が野村証券、10.7%(452億円)がセブン&アイホールディングスとなっており、その重要度が伺えます。
創業以来「未来創発企業」として様々な先進的な取り組みを実施している点も大きな特色となっています。例えば、セブンイレブンと日本初の本格的なPOSシステムを開発し飛躍的な店舗拡大に成功した他、インターネット黎明期の1995年に日本で初めて安全なインターネット上のカード決済機能であるSSL決済を実装するなど、常に新しい挑戦をし続けています。
また、コンサルティング業界自体は新規事業の開発や海外展開などを目指す企業が多いため、成長を続けています。近年は特にビッグデータやアナリティクスといったIT分野の活用が増加しており、ITサービスとコンサルティングという両輪を持つ同社にとっては追い風と言える状況になっています。競合他社としては、シグマクシス、みずほ情報総研などが挙げられます。

コンサルティングから具体的なビジネス創出までを支援できる事業内容
(1)コンサルティング
マネジメントコンサルティングはあらゆる産業分野で経営戦略、事業戦略、組織・人事改革、業務改革を手掛けるほか、官公庁向けのコンサルティングも行っている。システムコンサルティング分野ではIT戦略やITを活用した業務改革などを支援。(2)金融ITソリューリョン
証券、資産運用、銀行、保険のITソリューションをそれぞれ手掛けている。2017年3月期決算では売上高構成比58.2%を占める部門。(3)産業ITソリューション
流通、産業、製薬会社や医療機器メーカーを顧客とするヘルスケア分野のITソリューション事業を展開。企業のIT戦略策定や業務改革のほか、分野ごとのニーズに応える支援を行っている。(4)IT基盤サービス
システムを支えるネットワーク、サーバ、データベースなどITの基盤となる分野の構想、設計、構築、運用も支援。近年はクラウドサービスにも注力。このように多岐にわたる事業を展開しています。顧客となる産業分野ごとに事業分野が異なるものの、状況に応じて複数の事業分野から支援できるため、総合的に企業経営に貢献できるのが大きな強みと言えそうです。

ビジネスIT 戦略で、顧客と新しいビジネスを生み出す
最後に、野村総合研究所の今後の成長戦略について見ていきましょう。 同社では長期経営ビジョン「Vision2022」を掲げており、以下の5点を今後

※本サイトに掲載している企業は、iroots利用企業とは一切関連がございませんのでご注意ください。また、掲載情報は、各企業のコーポレートサイト等広く一般的に周知がなされている事項に加え、就活生から得た情報を元に、当社学生ライターが中心に独自にコンテンツ化したものです。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2025 en-japan inc. All Rights Reserved.