ギークス株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事

今回ご紹介するのは、ITエンジニアの育成・輩出を主軸に、スマホゲームやスマホアプリ、映像や動画制作など、様々な事業を展開する「ギークス」です。

◆ TOPIC
• 拡大し続けるインターネット業界と好調なゲーム・人材派遣市場
• IT人材派遣を主軸に展開するギークスの4事業
• 事業拡大に向け基盤強化を図るギークスの今後

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インターネット業界は2005年以降拡大の一途をたどっており、近年の主流はPCからスマートフォンへシフトしています。日本国内では2強のヤフー(Yahoo)と楽天が、海外ではアマゾン(Amazon)とグーグル(Google)が業界をリードし、さらに拡大し続けています。

ゲーム総合情報メディア「ファミ通」によると、国内ゲーム市場は2016年に1兆3,801億円に達し過去最大となりました。モバイルゲーム中心の課金による収益が増加し、アプリゲームのユーザーは前年から190万人増え、ゲーム人口全体の半数に迫っています。

一方、ギークスが手掛ける人材派遣も好調で、業界ではマッチングにAIを活用するなど効率化も進んでいます。リーマンショック以降、安全策として職種を拡大させる動きも見られる中、ギークスでは好調なIT関連に特化した人材派遣で勝負しています。
1つ目の事業は、ITフリーランスに特化したIT人材事業。ITフリーランスと企業とのマッチングで15年以上の実績を持ち、現在の登録者数は約12,000人、取引企業は3,000社を超えています。

2つ目の事業は、ネイティブアプリの開発・運営を行うゲーム事業。「SHOW BY ROCK!!」などのヒットタイトルを創出し、近年では、バンダイナムコオンライン提供の「アイドリッシュセブン」の開発も担当しています。

3つ目の事業は、VR・MR・ホログラムといった最新技術を活用した動画事業。海外クリエイターとの共同制作も実施しています。

4つ目の事業は、ゴルフ情報サイト「Gridge（グリッジ）」を運営するインターネット事業。 ギークスではこれら4事業を柱に、「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というミッションを掲げ、世界に通じる総合インターネットカンパニーを目指しています。

競合他社としては、 ディー・エヌ・エー(DeNA)、 KLabが挙げられます。

2017年8月、ギークスは、独立系電子部品商社の加賀電子との資本提携を発表しています。ギークスのIT技術力と、加賀電子が持つエレクトロニクスと