【企業研究】アメリカン・エキスプレスの会社概要・競合他社・選考情報まとめ

今回ご紹介するのは、クレジットカードで高いブランド力を誇るアメリカン・エキスプレス。
この記事を読んでいる方の中には、アメリカン・エキスプレスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、アメリカン・エキスプレスの経営理念や同じクレジットカード業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるクレジットカード会社の中で、なぜアメリカン・エキスプレスなのか？」という質問への対策を考えましょう。

アメリカン・エキスプレスについて深く知るために、まずはアメリカン・エキスプレスの経営理念を確認しましょう。そこからアメリカン・エキスプレスが求める人材が見えてくるはずです。
企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

アメリカン・エキスプレスのビジョンは以下の通りです。
『世界で最も尊敬されるサービス・ブランドとなる』
（出典： アメリカン・エキスプレス ごあいさつ ）

ここから分かるポイントは、「リーダー・シップ」「挑戦」「責任感」の3点。アメリカン・エキスプレスが求める人材像は、「アメリカン・エキスプレス」ブランドに誇りと責任感を持ち、自己のリーダー・シップによって物事に取り組める人。お客様が期待する以上のサービスを実現し、常に目標に向かってチャレンジし、会社や社会に貢献していくという高い志を持った人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
・チームとしてどのような魅力ある目標設定をしたか
・その実現体制をどのように構築したか
・チームの意欲を高めるためにどんなことをしたか
・目標達成の途中で起こった課題や障害をどのように解決したか


次に、クレジットカード業界の中でアメリカン・エキスプレスと競合会社とを比較してみましょう。
アメリカン・エキスプレスの競合会社と言えば、同じく富裕層向け金融サービスが特徴で、クレジットカードが高いブランド力を持つダイナースクラブが挙げられます。アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブには、どのような違いがあるのでしょうか。

はじめに、1850年創業のアメリカン・エキスプレスは、アメリカを中心に、トラベラーズチェックや旅行代理業をはじめとする旅行事業のほか、クレジットカード事業、法人向け銀行事業、プライベートバンク、投資信託、保険業等様々な事業を手がけています。拠点は世界140カ国以上、カード会員数はおよそ7,800万人に達し、日本での歴史は90年以上。グローバルなブランド力を強みとするアメリカン・エキスプレスは、世界有数の旅行会社でもあり、旅行代理業で質の高いサービスを提供するなど信販系とは異なる魅力も備えています。
一方、1950年に世界初のクレジットカードを誕生させたダイナースクラブは、アメリカン・エキスプレスような多角経営ではなく、クレジットカード会社という位置づけで、グルメ＆エンターテイメント分野に強みを持っています。利用可能な空港ラウンジが国内外400カ所以上、高額の保険が自動付帯するなど、他のクレジットカードのゴールドカードを超えるサービスが標準で備わっていることが特徴です。
現在、世界的に有名な4大メジャー・クレジットカードと言えば、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの他に、ビザとマスターカードがあります。
アメリカン・エキスプレスは他社と比べてカード発行数は少ないものの支出額は非常に高く、富裕層対象であるブランド戦略が大きな強みとなっています。


さらに、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
国内における平成25～26年の業界規模は1兆5,935億円、経常利益は2,508億円（対象企業12社合計）となっています。平成25年にはインターネット通販によるクレジット決済拡大に伴い増加傾向となり、近年の業界では資本力のあるメガバンクを中心とする再編が加速しています。
今後は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに伴う海外からの訪問者増加が課題であり、より多くの場所で、クレジットカードが安全に使用できる環境を整えることが不可欠となってきます。さらに、税金などの公共部門に関するクレジット支払い環境の整備なども、日本のクレジット産業が発展していくための重要な課題となっていくでしょう。

また、アメリカン・エキスプレスの競合他社としては、楽天株式会社、イオンフィナンシャルサービス、三菱ＵＦＪニコス、クレディセゾン、オリックス、三井住友ファイナンス&リース、東京センチュリーリース、JCB、ダイナースクラブが挙げられます。

ここまでアメリカンエキスプレスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきまし�