【24卒調査レポート】エントリー予定社数は「1〜5社」が3割。”厳選傾向”はますます続く？

2023年1月、新卒学生向けスカウトサービス『iroots』上で、サイトを利用している2024年に卒業予定の大学／大学院生を対象に就活状況についてのアンケートを実施し、820名から回答を得ました。
　
本選考に向けていよいよ佳境を迎える24卒採用。一方で、早期から就活をおこなっていた人の中にはすでに内定を得ているという声も。本レポートでは、本選考のエントリー予定社数や内定数、就活の終了時期など、24卒学生の就活に対する意識についてご紹介します。自社の採用活動にお役立てください。

エントリー数の”厳選傾向”は、昨年秋より顕著に
4人に1人は「1社以上から内定」
複数社内定の場合、決め手になるのは…
まとめ

エントリー数の”厳選傾向”は、昨年秋より顕著に

はじめに、本選考について聞きました。

「本選考の参加社数（予定）について教えてください」という質問に対してもっとも多かった回答は、「1〜5社（30.4%）」、次に「6〜10社（25.9%）」、「11〜20社（23.8%）」という結果になりました。

昨年9月におこなった同様のアンケートでは、「11〜20社（31.4%）」がもっとも多く、次に「6〜10社（25.1%）」、「1〜5社（17.6％）」という結果になっていたことから、本選考のエントリー予定数が減少傾向にあることがうかがえます。

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「本選考はオンラインと対面のどちらを希望しますか」という質問に対しては、「（最終面接など）一部対面で実施（64.3%）」でもっとも多い結果となりました。オンラインと対面のそれぞれの良さを活かしたハイブリッド型が広く支持されていることがわかります。

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4人に1人は「1社以上から内定」

次に、内定状況について聞きました。

内定保有数に関しては「内定はまだない（73.4%）」がもっとも多いものの、約4人に1人はすでに1社以上から内定を得ているという結果になりました。

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続いて内定承諾状況については「まだ内定承諾はしていない（75.2%）」という結果になりました。一方で、「内定承諾はしたが、まだ就活を続けている（16.2%）」という回答も見られました。

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複数社内定の場合、決め手になるのは…

次に、これからの動きについて聞きました。

「1月から春にかけて【面接以外】で参加してみたい選考」については、「個別面談（70.2%）」がもっとも多く、次に「企業説明会（40.6%）」、「少人数座談会（38.0%）」という回答が続きました。本選考に向けて、特定の企業に対して理解を深めたいというニーズが高まっているようです。

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就活を終えたい時期については、「2023年4月〜6月（64.0%）」ともっとも多く、次に「2023年1月〜3月（27.1%）」という結果になりました。

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【Q3】で「すでに1社以上の内定を得ている」と回答した人の内訳を見ると、もっとも多かったのは「2023年4月〜6月（47.7%）」、次に「2023年1月〜3月（36.9%）」という結果になりました。すでに内定を持っている人も、約半数は4月〜6月まで就活を続ける意向を示しています。

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一方、「内定はまだない」と回答した人の内訳を見ると、「2023年4月〜6月（70.1％）」、次に「2023年1月〜3月（23.4%）」という結果になりました。

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「複数社内定をもらった場合、何を決め手に意思決定しますか」という質問に対しては「給与・待遇（63.9%）」がもっとも多く、次に「経営陣または社員の人柄・雰囲気（49.6%）」、続いて「事業の将来性・独自性（41.7%）」と「キャリアの選択肢が広がる経験ができるかどうか（41.6%）」がほぼ同率という結果になりました。

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すでに内定承諾をした23卒学生に同様のアンケートをおこなった際には「事業内容が魅力的だから（63.5.%）」がもっとも多く、次に「給与や待遇が魅力的だから（48.9%）」、続いて「経営陣または社員が魅力的だから（37.1%）」という結果になったことを踏まえると、現時点では前年度よりも給与・待遇に重点を置いている人がやや多い傾向です。