2023年2月、新卒学生向けスカウトサービス『iroots』を利用している2025年卒業予定の大学/大学院生を対象に、現在の就活状況についてのアンケートを実施し、179名から回答を得ました。
目次
早期にスカウトサービスへ登録した理由は?
はじめに、新卒スカウトサービス『iroots』に登録した理由について聞きました。
「自分が知らなかった優良企業に出会いたい(24.0%)」と「企業からスカウトをもらうことで、効率的に就活をしたい(24.0%)」がもっとも多く、次に「自分の個性に合った企業に出会いたい(22.3%)」と「プロフィール記入や適性検査によって自己分析ができる(22.3%)」が並ぶ結果となりました。
就活開始時期は「1〜3月」が最多。すでにインターンへの応募も開始
次に、現在の就活状況について聞きました。
「就活の開始(予定)時期について教えてください」という質問に対して、もっとも多かった回答は「2023年1月〜3月(27.9%)」、次に「2023年4月〜6月(25.1%)」、「2022年12月以前(16.2%)」という結果になりました。
「具体的に今どのような就活をおこなっていますか」という質問に対して、もっとも多かった回答は「就活サービスへの登録(72.6%)」がもっとも多く、次に「自己分析(62.0%)」という結果になりました。また、約3割の学生はすでにインターンへの応募・参加をはじめていることがわかりました。
春・夏のインターンに「参加予定」は約8割。もっとも期待することは…
次に、インターンについて聞きました。
「春から夏にかけて、インターンに参加する意志はありますか」という質問に対しては、「ある」と答えた人が約8割にのぼりました。
「インターンに参加する目的を教えてください」という質問に対しては、「自分の適性を知るため(51.2%)」がもっとも多く、次に「業界研究のため(48.8%)」、「具体的な業務内容を知るため(40.9%)」という回答が続きました。
25卒も長期化傾向は変わらず?
最後に、就活を終えたい時期について聞きました。
もっとも多かった回答は「2024年4月〜6月(30.2%)」、次に「2024年1月〜3月(27.4%)」、「2024年7月以降(18.4%)」という結果になりました。
【Q2】では約7割の人が遅くとも今年の6月から就活をはじめると回答している一方で、就活を終える時期に関しては「来月の7月以降」と回答している人が約2割いることから、24卒同様、25卒も就活の長期化が予測されます。
参考記事:
24卒就活は例年以上に長期化?24卒学生に聞く”早期の就活事情”
また、その他の回答では「卒業年度が変わる可能性がある」や「院進を検討している」という意見も見られたため、人によっては留学や院進などの選択肢を検討しながら就活を進めている可能性もあります。学生とのコミュニケーションをとる際には、就活以外の選択肢についても留意しておく必要があるでしょう。
まとめ
今回のアンケート結果から、すでに3割の学生がインターンへの応募・参加をはじめており、これから迎える春・夏インターンへの参加意向も高いことがわかりました。
また、インターンに期待することとしては「自分の適性を知るため」「業界研究のため」という回答が約半数にのぼっている一方で、「特別な選考ルートを期待するため」や「社内の雰囲気を知るため」という回答が2〜3割程度にとどまっています。このことから、春・夏のインターンでは個社の選考を意識するというより、業界や職種についての理解を深めるとともに、それに対する自分の適性を見極めたいというニーズが強いと見ることができます。
これらのニーズを踏まえると、春・夏のインターンでは「自社の魅力づけ」だけでなく、参加学生が自分の方向性や適性を「発見」できるようなコンテンツづくりを意識してみるとよいのではないでしょうか。自社の採用にぜひお役立てください。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『iroots』を利用する2025年に卒業予定の大学生/大学院生
■有効回答数:179名
■調査期間:2023年2月1日 ~ 2月8日