2022年1月、新卒学生向けスカウトサービス『iroots』上で、サイトを利用している2024年に卒業予定の大学/大学院生44人を対象に現在の就活状況についてアンケートを実施しました。
早期からirootsに登録し、動き始めている24卒学生の”生の声”をもとに、就活を始めたきっかけや時期、就活のために取り組んでいることをご紹介します。自社の採用活動にお役立てください。
 

すでに動いている24卒学生が就活を始めた時期、きっかけ

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「就活を始めたのはいつ頃ですか」という質問に対してもっとも多かった回答は、「大学2年生の1月」(20%)、続いて「大学2年生の9月」(9%)「大学2年生の10月」(9%)が同率で2位という結果になりました。アンケートに回答した学生のうち、半数近くが大学2年生の秋〜冬に就活を開始していることがわかります。
 
 
次に「就活を意識し始めたきっかけを教えてください」という質問に対してもっとも多かった回答は、「友人・先輩の影響」(34%)、続いて「就活への不安」(30%)「インターン、イベントの案内」(11%)という結果になりました。
 
 
【友人・先輩の影響と答えた人】
・長期インターン先の先輩達が就活の意識が高く、自分も少しでも早く動いた方がいいと思ったため
・先輩が就職活動をしているのを見て大変そうだったため、早めに取り組み始めた
・働いているアルバイト先で、他校の同級生が就職活動を始めていたため
 
 
【就活への不安と答えた人】
・コロナの影響で縦の繋がりも横の繋がりもなく、就職活動が不安だったから
・コロナ禍で留学にも行けず、ガクチカに不安があるから
・コロナで就職氷河期になることが予想されるため、他の学生との差別化を図りたかった
 
 
コロナ禍の影響によって就活に苦労している先輩の姿や、早期から動き始めている同期に影響を受け就活を始めたという答えが大半を占めました。また、思ったように留学や課外活動に励めなかったという不安から早めに準備を始めておきたかったという答えも目立ちました。
 

現在就活のために取り組んでいることは?

 
「具体的に今どのような就職活動をしていますか」という質問に対してもっとも多かった回答は、「インターンへの応募・参加」(24%)、続いて「自己分析」(17%)「業界研究」(17%)が同率で2位という結果になりました。
 

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(24卒学生44人が回答、複数回答可)
 
2022年の1月時点ですでに気になった企業のインターンシップに応募・参加しているという回答が目立ちました。それと並行しながら自己分析や業界研究、YouTubeで就活関連の動画をチェックし、就活準備を進めていると答えた人が大半でした。

また就活のために利用しているツールについては、irootsなどダイレクトリクルーティングやナビサイトに加え、学生生活のオンライン化によりYouTubeやSNSなどを就活の情報収集ツールとして活用する学生が急激に増加している傾向です。
 

いつ頃までに終わりたい?就活の終了予定時期

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最後に、「就職活動をいつごろまでに終了したいですか」という質問に対してもっとも多かった回答は「2023年3月~5月」(30%)、続いて「2023年9月~10月」(23%)、次に「2023年6月~8月」(20%)という結果になりました。

早期から就活を始めているものの、約半数の学生が例年と変わらず大学3年生の春から大学4年生の秋にかけて就活を終えたいようです。つまり、早期に始めて前倒しで就活を終えるのではなく、コロナ禍による不安から早めに就活を始め、通常通りの時期に終える“長期化”が24卒就活の傾向と言えそうです。
 
 
今回のアンケートにより、

・早期から動き始めている理由はコロナ禍による影響が大きい
・現在はインターンに参加しつつ、自己分析や業界研究を行なっている状況
・スカウトサービスやナビサイトに加えて、SNSやYouTubeを就活ツールとして使う学生が増えている
・動き出しは早期でも、終了予定は例年通り。24卒就活は例年以上に“長期化”が予想される

ということがわかりました。
 

まとめ

コロナ禍による不安やオンライン授業による時間的余裕から、23卒に引き続き就活の前倒しと長期化が予想される24卒就活。

ただし、長期化傾向の就活の中でも実際に就活を経験している23卒学生の就活インタビューによると、文系・理系学生ともに「大学3年生のサマーインターンで、ある程度志望業界を絞った」と答えていました。

長期化する就活の中でも、学生がもっとも視野を広げてさまざまな業界を見る2022年春〜夏ごろには学生との第一接点を作っておくことその後の関係も深めやすいでしょう。

数ヶ月後に迫ってきた24卒学生への早期アプローチに向けて、ぜひ参考にしてみてください。